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MINATON くらしの手帳

離乳食と食べる毎日

離乳食の始め方、食べむら、食材の選び方。食べる毎日の疑問をまとめました。

11のQ&Aを収録 / 医療確認 2026-10-02

本文と参考資料をすべて表示しています。ブラウザの印刷画面で、用紙やPDF保存を選べます。

目次

  1. 5〜6か月になったら離乳食を始める?
  2. 食事の回数と量はどう増やす?
  3. つぶす・刻む・手づかみの進め方は?
  4. 食べ物を口にためる・丸のみする
  5. 食べるとえずく。窒息との違いは?
  6. 初めての食材やアレルゲンはどう進める?
  7. 偏食・遊び食べ・食べむらがある
  8. 母乳やミルクばかりで食事が進まない
  9. 卒乳・断乳を考えたら何から始める?
  10. 牛乳・フォローアップミルクは必要?
  11. おやつ・水分・コップ飲みはどうする?

Q&A 1 / 11

5〜6か月になったら離乳食を始める?

生後5〜6か月頃。早産・飲み込みの病気などがある場合は主治医と開始時期を相談。

短い答え

5〜6か月頃を目安に、食べる準備が整っているか見て始めます。誕生日からの日数だけで決めず、首がしっかりすわる、支えると座れる、食べ物に興味を示す、スプーンを舌で押し出すことが減る、といった様子を見ます。

今すること

体調のよい日に、なめらかにつぶしたおかゆを離乳食用スプーンで少量から。口を閉じて取り込むのを待ち、嫌がる日は無理に続けなくて大丈夫です。始めは1日1回、母乳や育児用ミルクも続けます。準備のための果汁は必要ありません。

1歳未満には、はちみつも、はちみつ入りのお菓子・飲料も与えません。家庭で加熱しても安全にはできません。

相談する目安

6か月頃になっても首や姿勢が安定しない、毎回強くむせる、飲み込みにくそうなときは、先延ばしを続けず小児科や健診で相談してください。

詳しく知る

最初は食事量を増やすより、味や口当たりに慣れる時期です。進め方は O01のQ&A、初めての食材は O05のQ&A を参照してください。

参考にした資料

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Q&A 2 / 11

食事の回数と量はどう増やす?

離乳開始後〜18か月。治療食や個別指示がない場合。

短い答え

目安は、5〜6か月頃は1日1回、7〜8か月頃は2回、9〜11か月頃は3回です。月齢が変わる日に一気に増やす必要はありません。飲み込み方や食欲を見ながら進めます。

今すること

初めは少量から始め、慣れた食品を少しずつ増やします。2回食になったら、おかゆなどの主食に、野菜と、豆腐・魚・卵などの主菜を組み合わせていきましょう。卵などの初めての食品は O05のQ&A を確認してください。

母乳や育児用ミルクは離乳食の進み方に合わせて続けます。「食べさせるため」に急に減らさないでください。12〜18か月頃は3回の食事を軸に、必要に応じて1〜2回の補食を加えます。

相談する目安

食事がほとんど進まない、体重の増え方が鈍る、毎回むせる場合は、食べた物と授乳の記録を小児科や栄養相談へ持参しましょう。

詳しく知る

量の目安は完食ノルマではありません。一食の食べ残しだけで判断せず、成長曲線と食べ方を一緒に見ます。体重の見方は M01のQ&A も参照してください。

参考にした資料

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Q&A 3 / 11

つぶす・刻む・手づかみの進め方は?

離乳開始後〜18か月。口の動き・飲み込みに合わせて調整。

短い答え

小さく刻むだけでなく、「口でつぶせる軟らかさ」にすることが大切です。初めはなめらかに、慣れたら舌でつぶせる軟らかさへ、その後は歯ぐきでつぶせる形へ進めます。

今すること

少量を下唇にのせ、自分で取り込んで飲み込むのを待ちます。ぱさつく肉や魚は、軟らかく調理してとろみをつけると食べやすくなります。食べにくそうなら、硬さや水分を見直しましょう。

9か月頃からは手づかみも経験できます。座って姿勢を安定させ、軟らかく調理した持ちやすい食品を、そばで見守って出します。

硬い豆・ナッツ類は5歳以下には与えません。ぶどうやミニトマトは丸ごと出さず、縦に4つに切るなど形を変え、必要に応じて軟らかくします。切れば必ず安全、という意味ではありません。

相談する目安

形を変えても毎回むせる、口にためて飲み込めない場合は相談を。息ができない、声が出ないときは O04のQ&A の緊急対応です。

詳しく知る

手づかみは食べ物の感触や一口量を学ぶ経験です。月齢だけで硬い食品へ進めず、食べ方を見て調整します。

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Q&A 4 / 11

食べ物を口にためる・丸のみする

離乳開始後〜18か月。急な窒息は O04。

短い答え

硬さや一口量が合わないと、口にためたり丸のみしたりすることがあります。「かんで」と繰り返す前に、食べ物と食べさせ方を調整しましょう。

今すること

座って体を安定させ、一口を少なくし、飲み込んだのを確かめて次を出します。スプーンを口の奥に押し込まず、下唇にのせて本人が取り込むのを待ちましょう。

硬くてつぶせない物は軟らかく、ぱさつく物は水分やとろみを足します。一方で、いつまでも細かくしすぎると、かむ経験がしにくいこともあります。急に大きくせず、今の口の動きに合う形を栄養士や歯科で一緒に確認できます。水で無理に流し込ませたり、口の奥を指で探ったりしないでください。

相談する目安

むせが続く、食事が極端に長い、食べられる形が増えない、体重が増えないときは小児科へ。食事の様子をメモし、安全に撮れるなら短い動画も相談の手がかりになります。

詳しく知る

丸のみは本人のやる気の問題とは限りません。食材・姿勢・スプーンの入れ方を一度に全部変えず、一つずつ確かめます。

参考にした資料

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Q&A 5 / 11

食べるとえずく。窒息との違いは?

離乳開始後〜18か月。今呼吸がおかしいときは説明を読み続けず119。

短い答え

「オエッ」とえずく反射と、食べ物が気道をふさいで息ができない窒息は違います。ただし音や顔色だけでは判断せず、呼吸・声・咳が出せるかを確かめます。

急ぐサイン

息ができない、声や有効な咳が出ない、反応が鈍いときは、すぐ119に電話し、指令員の指示で応急手当を始めます。顔色が青くなるまで待ちません。1歳未満は腹部を突き上げず、背部叩打法と胸部突き上げ法が基本です。反応がなくなった場合は心肺蘇生の指示に従います。

今すること

しっかり咳ができるなら咳を続けさせ、そばで観察します。呼吸できていてえずいた場合も、いったん食べさせるのを止めて落ち着くまで見守ります。見えない物を指で探る、水で流し込むことはしません。

詳しく知る

えずきは新しい食感に慣れる途中にも起こりますが、繰り返す、毎食むせる、食べられない場合は小児科で相談を。調理形態は O02のQ&A を確認してください。落ち着いているときに、家族で消防の救命講習を受けておくと実際の手当を練習できます。

参考にした資料

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Q&A 6 / 11

初めての食材やアレルゲンはどう進める?

離乳開始後〜18か月。食物アレルギー治療中・強い湿疹がある子は個別相談。

短い答え

アレルギーが心配という理由だけで、離乳食や特定の食品を長く遅らせても、予防できる根拠はありません。食べる準備が整ったら、十分加熱し、食べやすくした物を少量から進めます。

今すること

新しい食材は一度に何種類も増やさず、体調のよい日に少量から。食べた食品・量・時刻を分かるようにしておきます。卵は固ゆでした卵黄などから、発達に合う形で進めます。

強い湿疹がある、以前食べて症状が出た、アレルギーと診断されている場合は、自己判断で除去を広げたり再挑戦したりせず、医師と相談してください。食べさせながら治す治療を家庭でまねしません。

急ぐサイン

食後に息苦しさ、ゼーゼー、声のかすれ、ぐったり、繰り返し吐き続ける症状があれば119へ。皮膚症状がなくても急ぐ場合があります。緊急薬を処方されている場合は、119への連絡とともに、主治医から渡された行動計画に沿って対応します。発疹などが出た場合も食べさせるのをやめ、写真や食品の包装を残して医療機関に相談します。

詳しく知る

予防のために始める話と、すでに症状がある子の治療は別です。一律の「卵を何gずつ」という表は個別治療の代わりになりません。

参考にした資料

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Q&A 7 / 11

偏食・遊び食べ・食べむらがある

離乳開始後〜18か月。急な飲食拒否や体調不良は別に評価。

短い答え

食べる量や好みには波があります。一食で予定量を食べなかっただけで、すぐ栄養不足と決めなくて大丈夫です。成長と体調、数日間の食べ方を一緒に見ます。

今すること

食事の時間をおおよそ決め、食べやすい物に新しい物を少し添えます。味だけでなく、硬さ・温度・水分を変えると食べられることも。口を閉じたり顔を背けたりしたら、無理に押し込みません。

手づかみで触ることも食べる練習です。片付けやすい量から試し、家族と食べる時間にしましょう。食べ物を口に入れたまま歩く、寝転ぶ、遊ぶのは窒息につながるため、座って食べます。

相談する目安

体重が増えない・減る、食べられる種類が極端に少ない、毎回むせる、親子とも食事がつらい場合は、栄養相談や小児科に頼ってください。

急ぐサイン

水分が取れない、または尿が明らかに減った場合は今すぐ医療機関へ連絡します。起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がおかしい場合は119です。

詳しく知る

作り直しを何度も重ねるより、市販の離乳食や取り分けも使えます。何をどれだけ食べたかだけでなく、食べられた硬さと機嫌を記録すると相談しやすくなります。

参考にした資料

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Q&A 8 / 11

母乳やミルクばかりで食事が進まない

離乳開始後〜18か月。早産・疾患・体重増加不良は主治医と調整。

短い答え

離乳食を始めたばかりは、母乳や育児用ミルクが主な栄養源です。食べないからと急に授乳を減らさず、月齢に合った食べ方を確認しましょう。

今すること

食事と授乳の時刻、食べた食品、飲み込み方を数日分メモします。眠い時間を避け、機嫌のよい時間に、食べやすい少量を出してみます。食後の授乳も、食事が進む途中には必要です。

離乳が進んだら、米や野菜だけでなく、肉・魚・卵・豆腐なども、食べられる形で組み合わせます。母乳をやめることと、食事から必要な栄養を増やすことは同じではありません。

相談する目安

月齢が進んでもほとんど食べない、食材や形が増えない、体重の増えが鈍る場合は、小児科や栄養士に記録を見てもらいます。鉄不足なども含めて確認できます。

急ぐサイン

水分が取れない、または尿が明らかに減った場合は今すぐ医療機関へ連絡します。起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がおかしい場合は119です。

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フォローアップミルクへ替えれば解決するとは限りません。必要性は食事内容や成長から判断します。牛乳とミルクの違いは O09のQ&A を参照してください。

参考にした資料

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Q&A 9 / 11

卒乳・断乳を考えたら何から始める?

授乳中〜18か月。1歳未満で母乳をやめる場合は代わりの栄養を必ず確保。

短い答え

「1歳になったから必ずやめる」という期限はありません。離乳食が進むことと、母乳を飲まなくなることは別です。子どもの食事・飲み物と、授乳する人の体調や希望を合わせて考えます。

今すること

まず、食事がどのくらい取れているか、母乳の代わりに何を飲めるか、授乳以外で落ち着く方法は何かを確認しましょう。急いで全部やめる予定にせず、助産師や小児科で減らし方を相談できます。

1歳未満で母乳をやめるときは、育児用ミルクなどで必要な栄養を補います。牛乳や水、お茶だけに置き換えないでください。1歳を過ぎても、食事が十分かどうかを見て調整します。

相談する目安

子どもが代わりの飲み物を飲めない、食事が進まず体重が増えない場合は、やめる日を決める前に相談を。授乳する人の乳房が赤く強く痛む、発熱があるときも医療機関に相談してください。

詳しく知る

港区の「ママの健康相談」は、出産後1年未満の区民の産婦を対象とする助産師の訪問相談です。1歳以降の卒乳については、かかりつけ小児科や自治体の母子保健窓口に相談してください。続ける選択もやめる選択も、家庭の事情に合う方法を一緒に考えられます。

参考にした資料

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Q&A 10 / 11

牛乳・フォローアップミルクは必要?

離乳開始後〜18か月。牛乳アレルギーがある場合は担当医の指示を優先。

短い答え

牛乳を飲み物として始めるのは、鉄不足を防ぐ観点から1歳を過ぎてからが望ましいとされています。フォローアップミルクは全員に必要なものではありません。

今すること

1歳未満の主な乳汁は母乳か育児用ミルクです。牛乳を料理に少量使うことと、飲み物として母乳・ミルクの代わりにすることは分けて考えます。

1歳以降は、食事の進み方に合わせて牛乳や乳製品を取り入れられます。牛乳だけでおなかがいっぱいにならないよう、食事の内容と合わせて見直しましょう。牛乳を飲めないだけで、すぐフォローアップミルクが必要になるわけではありません。

相談する目安

食事が進まず鉄不足が心配、体重が増えない場合は医師に相談を。必要に応じてフォローアップミルクを使うこともありますが、食べられない理由の確認が先です。

詳しく知る

フォローアップミルクは母乳の代わりとして作られた食品ではありません。牛乳アレルギーの治療用ミルクでもないため、アレルギーがある子が自己判断で切り替えるのは避けてください。

参考にした資料

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Q&A 11 / 11

おやつ・水分・コップ飲みはどうする?

離乳開始後〜18か月。補食の回数は主に12〜18か月頃の目安。

短い答え

1歳頃からの「おやつ」は、食事で足りない分を補う小さな食事です。甘いお菓子を必ず用意する必要はありません。コップは大人が支え、一口ずつ練習します。

今すること

12〜18か月頃は3回の食事を軸に、必要に応じて1日1〜2回、軟らかい芋や食べやすくした果物などを出します。だらだら食べ続けず、食べる時間を決めましょう。

コップは口元に少量ずつ運び、本人が飲み込むのを待ちます。傾けて一気に流し込まず、座ってそばで見守ります。普段の水分補給には水などを使い、甘い飲み物を習慣にしません。1歳未満では母乳や育児用ミルクを、水やお茶に置き換えないことも大切です。

相談する目安

飲むたびにむせる場合は、小児科や健診で相談を。

急ぐサイン

水分が取れない、または尿が明らかに減った場合は今すぐ医療機関へ連絡します。起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がおかしい場合は119です。

詳しく知る

補食にも窒息への配慮が必要です。硬い豆・ナッツや丸ごとのぶどうは避けます。1歳未満では、はちみつ入り食品も使わないでください。

参考にした資料

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