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MINATON くらしの手帳

はじめての赤ちゃんとの暮らし

飲むこと、眠ること、お世話と相談。はじめての毎日に、そばに置く12のQ&A。

12のQ&Aを収録 / 医療確認 2026-10-02

本文と参考資料をすべて表示しています。ブラウザの印刷画面で、用紙やPDF保存を選べます。

目次

  1. ミルクは1回どれくらい飲ませる?
  2. 母乳が足りているか、どう見ればいい?
  3. 粉ミルクを安全に作るには?
  4. 抱っこしても泣き止まない。どうしたらいい?
  5. どんな寝床なら、安全に眠れる?
  6. 親の私が眠れず、もう限界です
  7. 沐浴・お風呂が怖い
  8. 保湿剤は何をどのくらい塗る?
  9. 爪を切るのが怖い・顔をひっかく
  10. 生後まもなく熱が出た
  11. 呼吸が速い・胸がへこむ・顔色が悪い
  12. ワクチンは打ったほうがいい? いつから準備する?

Q&A 1 / 12

ミルクは1回どれくらい飲ませる?

出生〜離乳開始前を中心とする人工乳栄養。混合の追加量はA03。出生当日・早産・低出生体重・疾患児は個別計画。

急ぐサインと相談行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、息が苦しそう、唇が青い場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。連絡先に迷う夜間・休日は#8000(地域で受付時間が異なる)。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119の徴候があれば電話相談を待ちません。新生児は次の健診まで待たず、日齢を最初に伝えます。

短い答え

今の1回量は、退院時に決めた授乳計画を出発点にします。日齢と体重、母乳を併用するかで必要量は違います。量の目安は「必ず飲み切るノルマ」ではありません。

今すること

  1. 退院時の用紙で、1回量・間隔・次の体重確認日を見ます。量が書かれていない、聞き取れなかった場合は、出産施設へ「今日の1回量と、いつ見直すか」を尋ねてください。

  2. 哺乳瓶に入れた量と実際に飲んだ量を分けて記録します。途中で嫌がるときは無理に飲ませず、1回だけで結論を出さないようにします。

  3. 相談時には日齢、母乳の有無、1日の飲んだ量、尿、前回と今回の体重を一緒に伝えます。新生児に目安表だけを当てはめず、支援者と調整します。

詳しく知る

「缶には多い量が書いてある」「隣の赤ちゃんより少ない」は、その子の不足を決める材料にはなりません。一方で、いつもより飲めず元気がないときは、平均量を調べるより受診相談を優先します。母乳も飲む場合、人工乳のみの1回量をそのまま追加するわけではありません。追加についてはA03のQ&A、粉の濃さについてはB01のQ&Aへ。

参考にした資料

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Q&A 2 / 12

母乳が足りているか、どう見ればいい?

出生〜授乳確立期の直接母乳。混合は母乳だけの摂取量をこの観察で算出しない。

急ぐサインと相談行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、息が苦しそう、唇が青い場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。連絡先に迷う夜間・休日は#8000(地域で受付時間が異なる)。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119の徴候があれば電話相談を待ちません。新生児は次の健診まで待たず、日齢を最初に伝えます。

短い答え

授乳後に泣くかどうかだけでは、母乳が足りたかは決められません。飲み込む様子、日齢に合ったおしっこ、体重の経過を組み合わせ、必要なら授乳を実際に見てもらいます。

今すること

  1. 授乳中に、吸う動きの間に飲み込む音や動きがあるか見ます。痛みが続く、うまく口に含めないときは、助産師へそのまま伝えます。

  2. おむつの濡れ方を確認します。英国NHSは、生後5日以降にしっかり濡れたおむつが1日6回以上を一つの目安にしています。生後すぐの数日には当てはめず、これだけで十分と判定しません。

  3. 不安が続くときは出産施設・授乳相談へ連絡し、授乳を見てもらう予約と体重確認の時期を決めます。支援を受けるために、記録を完璧にそろえる必要はありません。

相談で伝えたいこと

「何分飲んだか」だけでなく、飲み込み、尿の変化、痛み、体重測定の日付を伝えてください。直接母乳では、瓶の目盛りのように毎回の量は見えません。見えないことを保護者の失敗と考えず、測定と観察を手伝ってもらいましょう。補足が必要と判断された場合は、量と見直す日を一緒に決めます。

参考にした資料

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Q&A 3 / 12

粉ミルクを安全に作るには?

0〜12か月の乳児用調製粉乳。液体ミルク・搾母乳・特殊ミルクの手順は別。

短い答え

粉ミルクは無菌ではありません。日本の案内では、粉を溶かすときに70℃以上の湯を使い、その後、飲める温度に冷まします。70℃は赤ちゃんに飲ませる温度ではありません。

今すること

  1. 手と作業台を清潔にし、洗浄・消毒した哺乳瓶を用意します。製品の表示で、付属スプーン、粉の量、できあがり量と作り方を確認します。

  2. 沸かした飲用水を使い、粉を溶かすときの湯が70℃以上であることを確認します。表示どおりに計量し、自己判断で薄く・濃くしません。熱湯を扱う間は赤ちゃんを抱きながら作業しないようにします。

  3. 作ったら哺乳瓶の外側から流水などで冷まし、冷却水を乳首や中身に入れないようにします。腕の内側に少量を垂らし、熱くないことを確認してから飲ませます。電子レンジは使いません。

作る人が替わるとき

「いつものスプーン」だけで伝えず、使用中の製品名と表示を一緒に確認してください。粉の種類を替えるときも、前の製品の計量方法を引き継がないようにします。70℃以上のお湯で作った後は、保温して次の授乳まで置くのではなく、飲み残し・保存のB03のQ&Aを確認してください。

急ぐサインと相談行動

熱いミルクを飲ませてしまった、口のやけどが疑われる場合は医療機関へすぐ相談します。呼吸が苦しい・反応がない場合は119。調乳の濃さを間違えた場合は量・濃さ・飲んだ時刻を製品容器とともに伝え、出産施設か小児科へ相談してください。

参考にした資料

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Q&A 4 / 12

抱っこしても泣き止まない。どうしたらいい?

出生〜18か月。新生児は生後28日未満

短い答え

泣き止まないことだけで、抱き方や育て方が悪いとはいえません。ただし「いつもの泣き」と違うときは、あやし続ける前に体調を確認します。何分泣いたかだけで安心・危険を決めず、呼吸、顔色、反応、飲み方も見ましょう。

急ぐサインと行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がない・普段どおりでない、息が苦しそう、唇が青い、けいれんしている場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。

生後3か月未満で38℃以上のときは、夜間でも今すぐ医療機関に連絡して受診してください。記録や撮影をそろえるために連絡を遅らせません。

様子が違う泣きが続く場合も、翌日まであやし続けず、今すぐ受診相談をしてください。

今すること

  1. おむつ、暑さ寒さ、空腹のサインを一つずつ確認します。泣くたびにミルクを追加する前に、最後に飲んだ時刻と飲み方を振り返ります。

  2. 首と体を支えて抱き、静かな声をかけます。次々に方法を増やさず、刺激を減らしてみてもかまいません。

  3. 自分がつらくなったら、赤ちゃんを物のない硬く平坦な専用寝床へあおむけに寝かせ、短く離れて気持ちを整えます。少ししたら戻って様子を確認し、頼める人には交代を求めます。

続くときの相談

昼は小児科や保健センター、夜間・休日に受診先や対応で迷う場合は#8000へ。受付時間は地域で異なります。新生児は退院時に案内された連絡先も使ってください。泣き始めた時刻、飲み方、尿、体温を、分かる範囲で伝えれば十分です。記録をそろえるために連絡を遅らせません。激しく揺さぶる、口をふさぐ行為は避けます。手が出そうならD05のQ&Aの緊急支援へ進んでください。

症状の相談で#8000を使う場合は、地域ごとに受付時間が異なります。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119を要する徴候では相談電話を待ちません。

参考にした資料

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Q&A 5 / 12

どんな寝床なら、安全に眠れる?

主に出生〜1歳未満。12〜18か月は製品の対象年齢・発達に応じ別途確認

短い答え

1歳未満は、寝かせ始めはあおむけ。硬く平坦な赤ちゃん専用の寝床を用意します。安全な環境は睡眠中の死亡リスクを下げますが、すべてを防げる保証ではありません。昼寝も同じように整えましょう。

急ぐサインと行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がない・普段どおりでない、息が苦しそう、唇が青い、けいれんしている場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。

寝具の点検より救急要請を優先し、通信指令員の案内に従います。

今すること

  1. 体が沈まず傾斜のない寝床を選び、あおむけに寝かせます。吐き戻し対策として枕で上半身を高くしたり、横向きに固定したりしません。医療上の特別な指示がある子は担当医へ確認します。

  2. 枕、タオル、ぬいぐるみ、柔らかい囲いを寝床から除きます。日本の現行案内では、1歳未満は掛け布団を使わず、衣服や適切なサイズのスリーパー、空調で調節します。

  3. 寝床は親のそばに用意し、抱いたままソファで一緒に眠らないようにします。眠り込みそうなときは交代を頼み、赤ちゃんを専用寝床へ戻します。製品は国内の安全基準、対象年齢、説明書を確認します。

寝返りや1歳以降は?

寝返り防止のクッションは置きません。寝返りが始まっても、寝かせ始めはあおむけです。自力であおむけからうつぶせ、うつぶせからあおむけの両方向へ寝返りできる場合、AAPは寝返ったたびに戻す必要はないとしています。片方向しかできずうつぶせになった場合は、気づいたときにあおむけに戻します。体を固定する道具は使いません。迷う場合は次の健診まで待たず、小児科や保健師に相談してください。

1歳の誕生日が「何を置いても安全」になる境目ではありません。12〜18か月は寝床からの転落や隙間への挟まりも含め、製品の説明書と子の動きに合わせて見直します。寝床に迷う場合は保健師・小児科へ。早産や持病のある子は退院時の個別指示も確認します。

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Q&A 6 / 12

親の私が眠れず、もう限界です

出生〜18か月の子を育てる親・養育者。産後ケアの制度対象は別記

短い答え

休む時間を作っても眠れない、つらさで育児が続けられないときは、親自身が支援を受ける理由になります。「子どもが寝たら一緒に寝て」で解決しないこともあります。子の睡眠が整うまで我慢せず、今日の世話を交代できる人と医療・地域の支援を探します。

急ぐサインと行動

今にも自分や子を傷つけそう、現実との区別がつかないほど混乱し安全を保てない場合は、子を安全な専用寝床へ置いて119に状況を伝えます。近くの大人にも来てもらい、一人で対応を続けません。暴力が迫っていて警察の保護が必要なら110です。通常の相談窓口の受付まで待ちません。

産後に、現実にはない声が聞こえる、強く混乱する、周囲から見て著しく普段と違う言動がある場合は、差し迫る危険を本人が感じなくても、産科・精神科などへ今すぐ連絡し、その日のうちに評価を受けてください。本人が気づけないこともあるため、家族からの連絡でもかまいません。単なる寝不足だけで病名を決める意味ではありません。

今すること

  1. 「今夜のこの時間は代わって」「授乳の後のおむつ替えと寝かしつけを頼みたい」など、一つの作業を具体的に頼みます。授乳方法を変えることだけが分担ではありません。

  2. 日中でも、家事より休息を先にできる時間を作ります。抱っこしたまま眠り込みそうなら、子を専用寝床へ。飲酒で寝つこうとせず、薬は自己判断で増減しないでください。

  3. 産科、かかりつけ医、保健センター・こども家庭センターに「眠れない」「一人で世話するのが難しい」と伝えます。抑うつや強い不安がある場合は、親自身の診察も相談します。

日本で使える支援

産後ケア事業は出産後1年以内の母子を対象とする仕組みです。地域で使える宿泊・日帰り・訪問の支援、利用条件や空きを自治体に確認します。1歳を過ぎた家庭や父親・パートナーも、子育て支援と自分の心身の相談をしてかまいません。子を傷つけそうな不安の相談は189、通常の児童相談所相談は0120-189-783へ。

相談のための立派な記録は不要です。眠れた時間、つらさ、今一人なのか、今夜の世話を続けられるかを伝えてください。

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Q&A 7 / 12

沐浴・お風呂が怖い

出生〜12か月。退院時に特別な指示がある場合は確認。

短い答え

まずは「安全に支えられる短い時間」で十分です。慣れない日は、顔・首・手・おしりを拭いて清潔にする方法もあります。

今すること

始める前にタオル、着替え、おむつを手の届く所に置きます。ベビーバスは安定した場所に置き、浴槽のふたの上では使いません。お湯をよく混ぜ、湯温計で38〜40℃を目安に確認します。赤ちゃんを入れたまま熱い湯を足しません。頭と肩を支え、顔を水につけないように洗います。

急ぐサイン

お風呂では一瞬でも一人にせず、大人が手の届く距離で見守ります。忘れ物や電話があれば、赤ちゃんを湯から出して一緒に移動します。首浮き輪やバスチェアは見守りの代わりになりません。水に沈み、反応や呼吸がおかしいときは119です。

相談目安

支え方が不安なら、産院や訪問助産師に実演してもらいましょう。疲れ切っている日は、別の大人に交代を頼んでください。

詳しく知る

終わったら水を抜き、子どもが浴室へ一人で入れないようにします。きょうだいだけに見守りを任せず、大人が担当します。

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Q&A 8 / 12

保湿剤は何をどのくらい塗る?

出生〜12か月。湿疹や処方薬のある子は個別の指示を優先。

短い答え

乾燥する肌には保湿が役立ちます。製品名だけで選ぶより、赤ちゃんの肌に合うものを、必要な範囲にやさしく塗りましょう。赤くただれた湿疹は保湿だけでは足りないことがあります。

今すること

入浴後は水分を押さえて拭き、乾燥する部分に保湿剤をなめらかに広げます。強くすり込む必要はありません。塗る面積や製品で量が変わるので、薬局や診察で「この範囲ならこのくらい」と実際に見せてもらうと続けやすくなります。

容器から出す手や器具は清潔に。塗った後は抱き上げる手や床が滑りやすくなるので気をつけます。

相談目安

塗ると強くしみる、赤みが増える、じゅくじゅくする、かゆくて眠れない場合は相談してください。処方された塗り薬があるときは、塗る場所・量・順番を確認します。

詳しく知る

「多く塗れば必ずよい」「高価なら治る」とは限りません。使いやすさや刺激の有無も選ぶ手がかりです。保湿剤がついた衣類・寝具は燃えやすくなるため、火やたばこに近づけないでください。

参考にした資料

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Q&A 9 / 12

爪を切るのが怖い・顔をひっかく

出生〜12か月。

短い答え

一度に全部切らなくても大丈夫です。赤ちゃんが眠っているか、落ち着いて動きが少ないときに、少しずつ整えましょう。

今すること

手元が明るい場所で、乳児用の爪切りや先の丸い小さなはさみを使います。指をそっと支え、皮膚を巻き込まないように爪先だけを少しずつ。難しければ乳児に使える細かい爪やすりも選べます。動き出したらいったんやめます。

相談目安

誤って皮膚を切ったら、清潔なガーゼなどで押さえます。出血が止まらない、傷が深いときは今すぐ受診相談を。周りが赤く腫れるときも診てもらいましょう。目を傷つけたかもしれない、目を開けにくいときも今すぐ医療機関に連絡してください。

詳しく知る

爪が伸びていると自分の顔をひっかくことがあります。深く切って予防しようとせず、尖った部分を整えるところから始めます。怖さが強いなら、健診や育児相談で持ち方を見てもらってください。無理に押さえて一度に終わらせる必要はありません。

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Q&A 10 / 12

生後まもなく熱が出た

出生〜生後3か月未満を中心に。早産・持病の個別計画も確認。ただし緊急徴候があれば本稿の受診・119を遅らせない。

回答

生後3か月未満で38℃以上の熱があるときは、夜間でも速やかに医療機関へ連絡し、受診してください。元気そうに見えても、朝まで待つ目安にはしません。

起こしても反応が乏しい、呼吸が苦しそう、唇の色がおかしい場合は119です。熱の数字より先に、反応と呼吸を確認します。

いま行うこと

  1. 体温計の説明どおりに測り、測定時刻と方法を伝えます。明らかに具合が悪いときは、何度も測り直すより連絡を優先します。

  2. 「生後何日・何か月」「38℃以上」「普段どおり飲めるか」「おしっこ」「呼吸と反応」を電話で伝えます。受診先に迷う場合は地域の小児救急窓口へ。

  3. 母子健康手帳などを持ち、案内された医療機関へ。準備が整わなくても、受診を遅らせる必要はありません。

よくある迷い

ワクチンの後でも、低月齢の発熱を家庭だけで副反応と決めません。体温が一度下がった場合も、発熱した経過を伝えて判断を仰ぎます。熱が38℃に届かなくても、飲まない・起こしにくいなどがあれば相談が必要です。解熱薬の量や使用可否は個別に確認し、このページから一律には指示しません。

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Q&A 11 / 12

呼吸が速い・胸がへこむ・顔色が悪い

出生〜18か月。病名を問わず危険な呼吸の見分けを優先。

回答

胸やみぞおちが呼吸のたびに強くへこむ、うなるように苦しそうに息をする、呼吸が止まる、唇や舌が青い・灰色に見える、起こしても反応が乏しいときは119です。動画を撮ったり呼吸数を数えたりしてから電話する必要はありません。

呼吸が普段より速い状態が続く、飲む途中で苦しくなって飲めない場合も、今すぐ医療機関へ連絡して受診相談をしてください。「熱がないから大丈夫」とは判断しません。

いま行うこと

  1. 赤ちゃんの反応と、胸・お腹の動き、唇の色を見ます。明らかな異常があれば、そのまま119へ電話します。

  2. 電話では場所と月齢、見えている症状を伝え、通信指令員の案内に従います。複数の大人がいれば、電話と赤ちゃんの対応を分担します。

  3. 「いつから」「普段どおり飲めるか」「熱」「持病」を分かる範囲で伝えます。情報がそろわなくても連絡できます。

診断は受診してから

このページはRSVなどの病名を当てるためのものではありません。呼吸の回数だけで安全を判定する表も使いません。鼻づまりの対処を試し続けるより、息が苦しそう・飲めない変化を優先して伝えてください。

参考にした資料

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Q&A 12 / 12

ワクチンは打ったほうがいい? いつから準備する?

出生〜18か月の保護者。病気や治療中の子は主治医と個別相談。

お子さんが対象となる定期予防接種は、医学的に接種できない理由がなければ、推奨される時期に受けることが基本です。心配な点は、受ける前に接種医と確認できます。

生後2か月から始めるワクチンがあります。間に合うように、1か月健診などの機会に予約方法を相談しましょう。出生直後から個別の対応が必要な子もいるため、全員が2か月まで何もしなくてよいという意味ではありません。

予防接種の準備は、赤ちゃんが元気なうちに始めておきましょう。母子健康手帳と自治体からの案内を手元に置き、かかりつけの小児科へ、最初の接種をいつ予約するか相談してください。初回だけでなく、次の接種まで一緒に予定を立てると、受け忘れを減らせます。

ワクチンは、感染症に対する免疫をつけ、病気にかかることや重くなることを防ぐために使います。効果や必要な回数は種類によって異なり、接種すればどの病気も完全に防げる、というものではありません。それでも、乳児が重くなりやすい感染症に備える大切な手段です。接種時期には、病気にかかりやすい年齢などを踏まえた理由があります。

「最近聞かない病気だから不要」とは限りません。多くの人が接種していることで流行が抑えられている病気もあります。「任意接種」という名前も、予防する価値がないという意味ではありません。対象となる病気、接種時期、費用の扱いを分けて確認しましょう。

迷いがあるときは、「どの病気を防ぐのか」「よくある副反応は何か」「うちの子が注意することはあるか」を、そのまま聞いて構いません。これまでの病気、治療や薬、以前の接種後に起きたことも伝えます。SNSの体験談だけで予約を取り消す前に、自分の子に当てはまる情報を医師と確認してください。当日の体調がいつもと違う場合も、自己判断で進めず接種する医療機関へ連絡しましょう。

参考にした資料

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