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MINATON くらしの手帳

授乳とミルク

飲む量、授乳の間隔、ミルクの準備。毎日の「これでいい?」を、気になるところから。

8のQ&Aを収録 / 医療確認 2026-10-02

本文と参考資料をすべて表示しています。ブラウザの印刷画面で、用紙やPDF保存を選べます。

目次

  1. ミルクは1回どれくらい飲ませる?
  2. 母乳が足りているか、どう見ればいい?
  3. 母乳のあと、ミルクを何mL足す?
  4. 寝ていて飲まない。起こして授乳する?
  5. 哺乳瓶を嫌がる。どうしたらいい?
  6. 体重が増えていないと言われた。何を相談する?
  7. 粉ミルクを安全に作るには?
  8. ミルクの作り置きや飲み残しは使える?

Q&A 1 / 8

ミルクは1回どれくらい飲ませる?

出生〜離乳開始前を中心とする人工乳栄養。混合の追加量はA03。出生当日・早産・低出生体重・疾患児は個別計画。

急ぐサインと相談行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、息が苦しそう、唇が青い場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。連絡先に迷う夜間・休日は#8000(地域で受付時間が異なる)。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119の徴候があれば電話相談を待ちません。新生児は次の健診まで待たず、日齢を最初に伝えます。

短い答え

今の1回量は、退院時に決めた授乳計画を出発点にします。日齢と体重、母乳を併用するかで必要量は違います。量の目安は「必ず飲み切るノルマ」ではありません。

今すること

  1. 退院時の用紙で、1回量・間隔・次の体重確認日を見ます。量が書かれていない、聞き取れなかった場合は、出産施設へ「今日の1回量と、いつ見直すか」を尋ねてください。

  2. 哺乳瓶に入れた量と実際に飲んだ量を分けて記録します。途中で嫌がるときは無理に飲ませず、1回だけで結論を出さないようにします。

  3. 相談時には日齢、母乳の有無、1日の飲んだ量、尿、前回と今回の体重を一緒に伝えます。新生児に目安表だけを当てはめず、支援者と調整します。

詳しく知る

「缶には多い量が書いてある」「隣の赤ちゃんより少ない」は、その子の不足を決める材料にはなりません。一方で、いつもより飲めず元気がないときは、平均量を調べるより受診相談を優先します。母乳も飲む場合、人工乳のみの1回量をそのまま追加するわけではありません。追加についてはA03のQ&A、粉の濃さについてはB01のQ&Aへ。

参考にした資料

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Q&A 2 / 8

母乳が足りているか、どう見ればいい?

出生〜授乳確立期の直接母乳。混合は母乳だけの摂取量をこの観察で算出しない。

急ぐサインと相談行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、息が苦しそう、唇が青い場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。連絡先に迷う夜間・休日は#8000(地域で受付時間が異なる)。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119の徴候があれば電話相談を待ちません。新生児は次の健診まで待たず、日齢を最初に伝えます。

短い答え

授乳後に泣くかどうかだけでは、母乳が足りたかは決められません。飲み込む様子、日齢に合ったおしっこ、体重の経過を組み合わせ、必要なら授乳を実際に見てもらいます。

今すること

  1. 授乳中に、吸う動きの間に飲み込む音や動きがあるか見ます。痛みが続く、うまく口に含めないときは、助産師へそのまま伝えます。

  2. おむつの濡れ方を確認します。英国NHSは、生後5日以降にしっかり濡れたおむつが1日6回以上を一つの目安にしています。生後すぐの数日には当てはめず、これだけで十分と判定しません。

  3. 不安が続くときは出産施設・授乳相談へ連絡し、授乳を見てもらう予約と体重確認の時期を決めます。支援を受けるために、記録を完璧にそろえる必要はありません。

相談で伝えたいこと

「何分飲んだか」だけでなく、飲み込み、尿の変化、痛み、体重測定の日付を伝えてください。直接母乳では、瓶の目盛りのように毎回の量は見えません。見えないことを保護者の失敗と考えず、測定と観察を手伝ってもらいましょう。補足が必要と判断された場合は、量と見直す日を一緒に決めます。

参考にした資料

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Q&A 3 / 8

母乳のあと、ミルクを何mL足す?

出生〜授乳確立期の混合栄養。早産・疾患・低血糖等の指示がある児は担当チームの計画。

急ぐサインと相談行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、息が苦しそう、唇が青い場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。連絡先に迷う夜間・休日は#8000(地域で受付時間が異なる)。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119の徴候があれば電話相談を待ちません。新生児は次の健診まで待たず、日齢を最初に伝えます。

短い答え

追加量は一律に決められません。母乳から飲めている量や赤ちゃんの状態が違うため、今の授乳を確認したうえで「補う量」と「見直す日」を決めます。すでに指示された補足は、このページだけを見て中止しないでください。

今すること

  1. 追加している量・回数と、直接母乳の回数を分けてメモします。「母乳のあと毎回追加」「授乳1回をミルクに置き換える」も区別すると相談が進みます。

  2. 出産施設か助産師へ、授乳の観察と体重評価を依頼します。必要に応じて小児科につなぎ、追加量、次の確認日、減らす・増やすときの連絡方法を決めます。

  3. 母乳を続けたい気持ちも、休息が必要な事情も伝えます。母乳分泌を保つ方法を希望する場合、搾乳などが必要か支援者に相談します。

量を決めるときに避けたいこと

人工乳だけで育つ赤ちゃん向けの量を、母乳後の追加量として丸ごと使わないでください。泣くたびに量を増やす、反対に母乳を増やすため必要な補足を急に止める、といった変更も一人で抱え込まなくて大丈夫です。「今夜の授乳はどうするか」まで具体的に聞き、確認した計画を家族で共有しましょう。

参考にした資料

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Q&A 4 / 8

寝ていて飲まない。起こして授乳する?

主に出生〜生後数週。直接母乳と人工乳を区別。早産・低出生体重・黄疸等で指示がある場合は個別計画。

急ぐサインと相談行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、息が苦しそう、唇が青い場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。連絡先に迷う夜間・休日は#8000(地域で受付時間が異なる)。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119の徴候があれば電話相談を待ちません。新生児は次の健診まで待たず、日齢を最初に伝えます。

短い答え

生まれて間もない時期は、必要な授乳のために起こすことがあります。「よく寝るから足りている」とは限りません。退院時に授乳間隔を決められている場合は、その時刻に起こして飲めるか確認します。

今すること

  1. 最後に飲めた時刻と、指示された授乳間隔を確認します。計画が不明なまま長く寝かせ続けず、出産施設へ次の授乳を相談します。

  2. 声をかけ、やさしく触れたり、おむつを替えたりして起こします。起きたら授乳を試します。強く揺さぶったり、寝たまま口へ流し込んだりしません。

  3. 起きても吸えない、すぐ眠ってほとんど飲めない場合は、次の回まで待たず出産施設か小児科へ電話します。尿と体温、顔色も伝えてください。

いつまで起こすの?

全員が同じ月齢で夜間授乳をやめるわけではありません。体重の経過や飲み方を確認してもらい、「夜はどのくらい間隔を空けてよいか」を相談してください。直接母乳の回数と人工乳の間隔は同じ基準ではなく、ほかの家庭の時間割をそのまま当てはめないようにします。起こしにくい状態は、眠りの相談よりも冒頭の急ぐサインを優先します。

参考にした資料

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Q&A 5 / 8

哺乳瓶を嫌がる。どうしたらいい?

主に0〜6か月、母乳から哺乳瓶を試す場合。人工乳のみで飲めなくなった場合は早急な医療相談。

急ぐサインと相談行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、息が苦しそう、唇が青い場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。連絡先に迷う夜間・休日は#8000(地域で受付時間が異なる)。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119の徴候があれば電話相談を待ちません。新生児は次の健診まで待たず、日齢を最初に伝えます。

短い答え

母乳は飲めるのに哺乳瓶だけを嫌がる場合は、落ち着いた時間に少しずつ試せます。母乳もミルクも飲めないときは、練習の問題として待たず、受診相談をしてください。

今すること

  1. 激しく空腹で泣く前の、機嫌が落ち着いたときに試します。いつもと別の養育者が飲ませると受け入れる場合もあります。

  2. 抱いて頭を支え、乳首を唇に触れさせ、口を開けるのを待ちます。嫌がるところへ押し込まず、休憩を入れます。

  3. 飲める方法があるか、尿と元気が保たれているかを確認します。預ける予定がある場合は早めに助産師へ相談し、その日の授乳をどう確保するか決めます。

道具を買い替える前に

哺乳瓶や乳首に、すべての赤ちゃんで成功する一種類があるわけではありません。何本も買い足す前に、姿勢や流れ方を見てもらいましょう。無理に空腹にして飲むのを待つ、穴を独断で広げる、哺乳瓶を固定して置いておく方法は避けます。

母乳を飲める場合でも、必要な補足を処方されているお子さんは「母乳が飲めたから十分」と決めず、指示した施設へ連絡してください。相談には、最後に飲めた時刻、飲める方法、拒否が始まった時期を伝えます。

参考にした資料

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Q&A 6 / 8

体重が増えていないと言われた。何を相談する?

出生〜乳児期。出生直後の体重減少と、その後の増加不良を分ける。母乳・混合・人工乳すべて。

急ぐサインと相談行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、息が苦しそう、唇が青い場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。連絡先に迷う夜間・休日は#8000(地域で受付時間が異なる)。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119の徴候があれば電話相談を待ちません。新生児は次の健診まで待たず、日齢を最初に伝えます。

短い答え

体重の増え方は、日齢やこれまでの経過と合わせて確認します。出生直後の減少と、その後の増加の遅さは同じ意味ではありません。「母乳が悪い」「ミルクが少ない」と一つに決めず、飲むところと体調を一緒に見てもらいましょう。

今すること

  1. 出生時・退院時・最近の体重と測定日を用意します。手元に記録がなくても、相談を先延ばしにする必要はありません。

  2. 出産施設または小児科へ連絡し、実際の授乳を評価してもらいます。回数、追加量、むせや疲れ、吐き方、尿、保護者が困っていることを伝えます。

  3. 調整したら、次に体重を測る日と、予定より早く連絡するサインを確認します。体重だけを毎日追いかけるより、誰がいつ評価するかを決めておくと相談が途切れません。

数字を見るときの注意

英国NICEは出生体重から10%を超える減少を評価の目安にしていますが、「10%以内なら安全」ではありません。飲めない・尿が減る・反応が弱いときは、割合を計算する前に相談します。この数字を、日本のすべての新生児が自宅で待てる境界にはしません。

粉ミルクを濃くして体重を増やそうとしないでください。追加の量や濃度の変更が必要な場合は、医療者が具体的な計画を立てます。

参考にした資料

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Q&A 7 / 8

粉ミルクを安全に作るには?

0〜12か月の乳児用調製粉乳。液体ミルク・搾母乳・特殊ミルクの手順は別。

短い答え

粉ミルクは無菌ではありません。日本の案内では、粉を溶かすときに70℃以上の湯を使い、その後、飲める温度に冷まします。70℃は赤ちゃんに飲ませる温度ではありません。

今すること

  1. 手と作業台を清潔にし、洗浄・消毒した哺乳瓶を用意します。製品の表示で、付属スプーン、粉の量、できあがり量と作り方を確認します。

  2. 沸かした飲用水を使い、粉を溶かすときの湯が70℃以上であることを確認します。表示どおりに計量し、自己判断で薄く・濃くしません。熱湯を扱う間は赤ちゃんを抱きながら作業しないようにします。

  3. 作ったら哺乳瓶の外側から流水などで冷まし、冷却水を乳首や中身に入れないようにします。腕の内側に少量を垂らし、熱くないことを確認してから飲ませます。電子レンジは使いません。

作る人が替わるとき

「いつものスプーン」だけで伝えず、使用中の製品名と表示を一緒に確認してください。粉の種類を替えるときも、前の製品の計量方法を引き継がないようにします。70℃以上のお湯で作った後は、保温して次の授乳まで置くのではなく、飲み残し・保存のB03のQ&Aを確認してください。

急ぐサインと相談行動

熱いミルクを飲ませてしまった、口のやけどが疑われる場合は医療機関へすぐ相談します。呼吸が苦しい・反応がない場合は119。調乳の濃さを間違えた場合は量・濃さ・飲んだ時刻を製品容器とともに伝え、出産施設か小児科へ相談してください。

参考にした資料

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Q&A 8 / 8

ミルクの作り置きや飲み残しは使える?

0〜12か月の粉ミルクを調乳したもの。液体ミルクの開封後・搾母乳の保存は対象外。

短い答え

家庭では飲ませるたびに1回分を作る方法を基本にします。飲み終えた瓶の残りは捨て、次の授乳に回しません。口をつけていなくても、室温で置いたミルクをいつまでも使えるわけではありません。

今すること

  1. 作った時刻を確認します。厚生労働省の案内では、調乳後2時間以内に使わなかったものは廃棄します。「2時間までは必ず安全」という保証ではありません。

  2. 飲み残しは授乳が終わった時点で捨てます。米国CDCは飲み始めてから1時間以内という上限も示しています。調乳後2時間と飲み始めから1時間の、早く来る方が上限です。時間を足し合わせず、授乳が終わればその時点で残りを捨てます。残りを冷蔵して再利用しないでください。

  3. 次の授乳には洗浄・消毒した瓶で新しく作ります。いつ作ったか、口をつけたか不明なものも、使わないようにします。

夜の準備を楽にするなら

作ったミルクを保温して置く代わりに、清潔な道具と製品を取り出しやすく準備しておきましょう。家族には、作った時刻と飲み始めた時刻を別に伝えると取り違えを減らせます。冷蔵での作り置きは、急冷・温度・保存時間などの条件が必要です。この短いページだけで行わず、事情があって必要なときは出産施設などに具体的な手順を確認してください。

急ぐサインと相談行動

古いミルクを飲ませた後に、飲めない・嘔吐・ぐったりなどがあればすぐ小児科へ。反応や呼吸がおかしい場合は119。症状がなくても保存状態が心配なら、調乳時刻と飲んだ時刻を伝えて相談できます。

参考にした資料

このQ&Aを個別に読む →