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「誤飲 、 何を飲んだら危険?」、家庭内中毒の判断ガイド
Vol.448救急

「誤飲 、 何を飲んだら危険?」、家庭内中毒の判断ガイド

家庭でよく誤飲される物質の危険度と初期対応を一覧で解説します

救急・・5
おかもん先生小児科専門医愛育病院 小児科

参考文献 4·Q&A 5問収録

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この記事のポイント

  • 誤飲の8割は6か月〜3歳。手の届く範囲の管理が最重要
  • ボタン電池・タバコ・医薬品は即救急
  • 吐かせるのは原則禁忌。中毒110番に先に連絡

愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.448

「誤飲 、 何を飲んだら危険?」、家庭内中毒の判断ガイド

今号のポイント

  1. 2
    誤飲の8割は6か月〜3歳。手の届く範囲の管理が最重要
  2. 4
    ボタン電池・タバコ・医薬品は即救急
  3. 6
    吐かせるのは原則禁忌。中毒110番に先に連絡

こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。

日本中毒情報センターには毎年3万件以上の小児誤飲相談が届きます [1]。多くは軽く済みますが、判断を誤ると命に関わる物質もあります。今回は家庭内で起きがちな誤飲を、リスク別に整理しておきます。

リスク別一覧

物質

最高
ボタン電池
最高
タバコ・灰皿の水
最高
農薬・殺虫剤
最高
強酸・強アルカリ(洗剤)
医薬品(大人用)
芳香剤・防虫剤(樟脳)
灯油・シンナー
エタノール(消毒液)
化粧品・香水
食品用ラップ・新聞紙
クレヨン・インク(微量)

対応

最高
即救急・X線
最高
即救急
最高
即救急・中毒110番
最高
即救急
中毒110番・救急
中毒110番
即救急
中毒110番
中毒110番
経過観察
経過観察

ポイント

  • 物質で緊急度が大きく違う [1]
  • 迷ったら中毒110番
  • 家庭に番号を貼っておく

中毒110番の使い方

窓口電話番号
大阪(24時間)072-727-2499
つくば(9-21時)029-852-9999
タバコ誤飲専用072-726-9922

電話時に伝える情報:

  1. 2
    子どもの年齢・体重
  2. 4
    何を、いつ、どのくらい
  3. 6
    現在の症状
  4. 8
    物質の製品名(箱を手元に)
💡製品の箱は捨てない

誤飲時に成分情報を伝えられるよう、洗剤・薬の外箱を捨てずに保管しておきましょう。

ポイント

  • 中毒110番を冷蔵庫に貼る
  • 製品名が重要
  • 24時間対応あり

吐かせる・水を飲ませる判断

吐かせる

タバコ
医薬品
基本
洗剤(強酸・強アルカリ)
厳禁
灯油・シンナー
厳禁
漂白剤
防虫剤
化粧品・香水

水・牛乳

タバコ
医薬品
洗剤(強酸・強アルカリ)
△少量
灯油・シンナー
漂白剤
△少量
防虫剤
化粧品・香水
△少量
⚠️灯油・洗剤は吐かせない

揮発性物質は吐かせると誤嚥性肺炎を起こします。腐食性物質は再度食道を傷めます。原則「吐かせない」。

ポイント

  • 原則として吐かせない [2]
  • タバコは水もNG
  • 強酸・強アルカリは少量の水

タバコ誤飲の特殊性

タバコは小児誤飲ワースト1の家庭品です。葉巻・紙巻・加熱式どれも危険。

注意点
葉を口に入れた段階で受診
水を飲ませない(ニコチン吸収が加速)
吸い殻の浸った水は最も危険
加熱式タバコのカプセルも毒性あり
症状: 嘔吐・顔面蒼白・けいれん・頻脈

ポイント

  • 水・牛乳禁忌 [3]
  • 吸い殻の水は特に危険
  • 加熱式でも毒性あり

ボタン電池誤飲

対応
即119番 or 救急受診
X線で位置確認(1時間以内)
食道内なら2時間以内に内視鏡除去
1歳以上・受傷12時間以内なら蜂蜜10ml×10分おき(最大6回)で食道損傷軽減[4]

ポイント

  • 2時間が勝負
  • X線で即確認 [4]
  • 1歳以上は受傷12時間以内に蜂蜜10mL×10分おき

家庭での予防

予防策
高い位置(100cm以上)に医薬品・洗剤
チャイルドロック付き収納
飲み物の容器に洗剤を入れない
タバコは手の届かない場所
大人が薬を飲む姿を見せない
来客の荷物に注意
コンコン先生
🏥

おかもん先生より

救急で一番多いのは「おばあちゃんが遊びに来た時にバッグから薬を取り出して…」というパターン。来客時は特に注意してください。我が家では、お客様が来た時は必ずバッグを高い棚に置いてもらうルールにしています。

ポイント

  • 100cmより高い位置に
  • 来客時は特に注意
  • チャイルドロックを活用

まとめ

  • 誤飲の緊急度は物質で大きく違う
  • ボタン電池・タバコ・医薬品は即受診
  • 原則「吐かせない」
  • 中毒110番の番号を家に貼る
  • 予防は手の届く範囲の管理

あわせて読みたい

  • Vol.446「クリスマスの小物誤飲」
  • Vol.442「お正月、餅の誤嚥」

愛育病院 小児科 おかもん先生

本メルマガの内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。

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※ この記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さんの症状が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

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