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「こどもの日の柏餅」、伝統行事と安全
Vol.447生活・育児

「こどもの日の柏餅」、伝統行事と安全

柏餅・ちまきを子どもに食べさせる時の注意点と年齢目安

生活・育児・・4
おかもん先生小児科専門医愛育病院 小児科

参考文献 4·Q&A 5問収録

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この記事のポイント

  • 3歳未満は餅類全般NG、柏餅も同様
  • 柏の葉は食べない。取り除いてから提供
  • あんこの塩分・糖分にも配慮を

愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.447

「こどもの日の柏餅」、伝統行事と安全

今号のポイント

  1. 2
    3歳未満は餅類全般NG、柏餅も同様
  2. 4
    柏の葉は食べない。取り除いてから提供
  3. 6
    あんこの塩分・糖分にも配慮を

こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。

端午の節句の柏餅・ちまき。お子さんに食べさせるとき「いつから大丈夫?」とよく聞かれます。お正月のお餅と同じで、粘着性のある餅類は年齢制限があります。

柏餅・ちまきの安全性

食品リスク
柏餅餅の粘着性+柏の葉
ちまきもち米の弾力性
草餅粘着性

柏餅は上新粉を使うため、一般的な餅ほど粘着性は強くないものの、乳幼児には依然として窒息リスクがあります [1]。

ポイント

  • 柏餅も3歳未満NG
  • ちまきも要注意
  • 粘着性は上新粉でも残る

年齢別の目安

年齢柏餅
0-2歳完全NG
3歳柏の葉を除き、小さく切って少量
4-5歳見守りのもと
6歳以上通常通り

日本小児科学会は、餅などの粘着性食品や丸い食品は3歳頃までは避ける(5歳までは特に注意する)ことを推奨しています [1]。

ポイント

  • 3歳以下はNG [1]
  • 3-5歳は小さく切って
  • 見守り必須

柏の葉は食べない

柏の葉は伝統的に香りづけとして使われており、食べることは想定されていません。

理由
食物繊維が多く消化に悪い
タンニンが多く苦い
葉自体が窒息リスクに
そもそも香りづけの目的
💡柏の葉の役割

葉は「子孫繁栄」の縁起物として餅を包むもの。食べるためではありません。子どもには取り除いて提供を。

ポイント

  • 柏の葉は食用ではない
  • 取り除いてから提供
  • 縁起物として使う

安全に食べさせる工夫

工夫内容
1cm未満に切る窒息予防
お茶と一緒に粘着性を下げる
座って食べる歩き食べNG
よく噛ませる急がせない
見守る食事中は大人が同席
あんこへの配慮
糖分が多いので量を制限
塩分添加の和菓子もある
食べ終えたら歯磨き
幼児は半分でも十分

ポイント

  • 1cm未満に切る
  • お茶とセット
  • あんこの量に注意

ちまきの注意点

ちまきは笹の葉で包まれたもち米料理。餅ほどではないものの弾力性があり、幼児には食べにくい食品です。

注意点
笹の葉を完全に取り除く
一口大に切る
温かいうちに
一度に多く食べさせない
⚠️紐や爪楊枝に注意

ちまきには結びの紐や爪楊枝が付属することがあります。誤飲を防ぐため、提供前に必ず取り除いてください。

ポイント

  • 笹の葉・紐を取り除く
  • 一口大に切る
  • 温かいうちに提供

我が家の伝統を守るために

工夫内容
絵本で雰囲気を楽しむ食べる以外で参加
見た目を一緒に楽しむ写真を撮る
やわらかい代替品ゼリー状の和菓子
鯉のぼり工作食以外の行事参加
コンコン先生
🏥

おかもん先生より

端午の節句に、うちの下の子は2歳で柏餅を見ているだけでした。「食べたい」と泣かれましたが、バナナを柏の葉風に飾って出したら喜んで食べてくれました。伝統は食だけではなく、雰囲気を家族で共有することが本質。安全な代替で十分楽しめます。

ポイント

  • 食以外の参加方法もある
  • 代替品で楽しむ
  • 伝統の本質は雰囲気

まとめ

  • 柏餅も3歳未満NG
  • 柏の葉は取り除く
  • 小さく切り、お茶と一緒に
  • あんこの糖分に配慮
  • 代替品で幼児も楽しめる

あわせて読みたい

  • Vol.442「お正月、餅の誤嚥」
  • Vol.443「節分の豆」

愛育病院 小児科 おかもん先生

本メルマガの内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。

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※ この記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さんの症状が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

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