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MINATON くらしの手帳

泣くこと、眠ること

泣き声、寝かしつけ、眠る環境と家族の休息。夜にも開ける一冊です。

8のQ&Aを収録 / 医療確認 2026-10-02

本文と参考資料をすべて表示しています。ブラウザの印刷画面で、用紙やPDF保存を選べます。

目次

  1. 抱っこしても泣き止まない。どうしたらいい?
  2. 夜に何度も起きる。授乳していい?
  3. 急に、いつもと違う声で泣いている
  4. 泣き声で限界。揺さぶってしまいそう
  5. うちの子、睡眠時間が少ない? 多すぎる?
  6. 昼によく寝て、夜は起きている。昼夜逆転?
  7. どんな寝床なら、安全に眠れる?
  8. 親の私が眠れず、もう限界です

Q&A 1 / 8

抱っこしても泣き止まない。どうしたらいい?

出生〜18か月。新生児は生後28日未満

短い答え

泣き止まないことだけで、抱き方や育て方が悪いとはいえません。ただし「いつもの泣き」と違うときは、あやし続ける前に体調を確認します。何分泣いたかだけで安心・危険を決めず、呼吸、顔色、反応、飲み方も見ましょう。

急ぐサインと行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がない・普段どおりでない、息が苦しそう、唇が青い、けいれんしている場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。

生後3か月未満で38℃以上のときは、夜間でも今すぐ医療機関に連絡して受診してください。記録や撮影をそろえるために連絡を遅らせません。

様子が違う泣きが続く場合も、翌日まであやし続けず、今すぐ受診相談をしてください。

今すること

  1. おむつ、暑さ寒さ、空腹のサインを一つずつ確認します。泣くたびにミルクを追加する前に、最後に飲んだ時刻と飲み方を振り返ります。

  2. 首と体を支えて抱き、静かな声をかけます。次々に方法を増やさず、刺激を減らしてみてもかまいません。

  3. 自分がつらくなったら、赤ちゃんを物のない硬く平坦な専用寝床へあおむけに寝かせ、短く離れて気持ちを整えます。少ししたら戻って様子を確認し、頼める人には交代を求めます。

続くときの相談

昼は小児科や保健センター、夜間・休日に受診先や対応で迷う場合は#8000へ。受付時間は地域で異なります。新生児は退院時に案内された連絡先も使ってください。泣き始めた時刻、飲み方、尿、体温を、分かる範囲で伝えれば十分です。記録をそろえるために連絡を遅らせません。激しく揺さぶる、口をふさぐ行為は避けます。手が出そうならD05のQ&Aの緊急支援へ進んでください。

症状の相談で#8000を使う場合は、地域ごとに受付時間が異なります。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119を要する徴候では相談電話を待ちません。

参考にした資料

このQ&Aを個別に読む →

Q&A 2 / 8

夜に何度も起きる。授乳していい?

出生〜18か月

短い答え

新生児が夜に起きて飲むことと、月齢が進んだ子の夜泣きは分けて考えます。出生直後の夜間授乳を、寝る練習のために一律に減らさないでください。授乳を続けるか減らすかは、月齢だけでなく飲めている量や成長、家族の負担も含めて相談できます。

急ぐサインと行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がない・普段どおりでない、息が苦しそう、唇が青い、けいれんしている場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。

生後3か月未満で38℃以上のときは、夜間でも今すぐ医療機関に連絡して受診してください。記録や撮影をそろえるために連絡を遅らせません。

今すること

  1. 新生児は空腹のサインに応じて授乳し、起こして飲ませるよう退院時に指示された場合はその計画を守ります。早産、体重増加や黄疸の指摘がある場合は、間隔を延ばす前に担当施設へ確認します。

  2. 月齢が進んだ子では、空腹だけでなく体調やおむつを確認。声かけや抱っこで落ち着くか見てもよいですが、泣かせ続ける方法を全家庭の必須課題にはしません。

  3. 夜は明かりと声を控えめに。授乳後は専用寝床へ戻します。眠り込みそうならソファで抱き続けず、交代を頼んでください。

相談の準備

「何回起きるか」だけでなく、日中の食事・授乳、最近の体重の経過、親が休めているかを小児科や助産師に伝えます。母乳・人工乳・混合のどれでも相談してかまいません。夜に起きることを親の失敗と結びつけず、まず今夜の交代や休息を決めましょう。夜間・休日に子の症状で迷ったら#8000、親の限界はK01のQ&Aへ。

症状の相談で#8000を使う場合は、地域ごとに受付時間が異なります。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119を要する徴候では相談電話を待ちません。

参考にした資料

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Q&A 3 / 8

急に、いつもと違う声で泣いている

出生〜18か月。新生児を含む

急ぐサインと行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がない・普段どおりでない、息が苦しそう、唇が青い、けいれんしている場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。

生後3か月未満で38℃以上のときは、夜間でも今すぐ医療機関に連絡して受診してください。記録や撮影をそろえるために連絡を遅らせません。

短い答え

鋭い声、弱い声、普段と違う泣きが続くときは、痛みや病気のサインのことがあります。声だけで病名は決められません。「いつもと違う」という気づきも、受診時に伝える大切な情報です。泣き止んだことだけで、具合がよくなったとは判断しません。

今すること

  1. 顔色、呼吸、目が合うか、抱いたときの反応を確認します。いつから変わったか、転落や頭をぶつけたことがなかったかも思い返します。

  2. 泣き方の変化が続く、飲みたがらない、繰り返し吐く場合は、小児科・救急外来へ今すぐ連絡します。新生児では発熱がなくても、元気や飲み方の変化を相談してください。

  3. 生後3か月未満で38℃以上なら、夜間でも受診が必要です。出産施設または小児科に連絡して向かいます。呼吸や反応の異常が加わったら119に切り替えます。

電話で伝えること

日齢・月齢、泣き方が変わった時刻、体温、最後に飲んだ時刻、最後の尿、けがの有無を分かる範囲で伝えます。「泣いているから元気」と考えて待たず、判断できない場合は#8000へ。ただし緊急サインがあるときは119を優先します。#8000の受付時間は地域で異なり、つながらない場合は出産施設・夜間救急へ連絡します。

参考にした資料

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Q&A 4 / 8

泣き声で限界。揺さぶってしまいそう

出生〜18か月を世話するすべての人

短い答え

今は泣き止ませるより、赤ちゃんとあなたの安全を確保します。手が出そうなら、抱き続ける必要はありません。助けを求める言葉は「赤ちゃんを傷つけそう。一人で世話を続けられない」で十分です。

今すること

  1. 赤ちゃんを、硬く平坦で周りに物のない専用寝床にあおむけで寝かせます。大人用ベッドやソファに置かないでください。

  2. 短く距離を取り、頼れる大人に今すぐ交代を求めます。少ししたら様子を確認しますが、手が出そうなまま抱き上げず、助けを呼んでください。家を出て長時間一人にする方法ではありません。

  3. 一人では安全を保てないと感じたら電話します。切迫した危険がある場合は下の緊急支援、切迫していなくても繰り返す場合は189や自治体へ相談してください。

急ぐサインと行動

すでに激しく揺さぶった、頭を打ちつけた、口や鼻をふさいだ場合は、見た目が普段どおりでも今すぐ救急医療に連絡して受診してください。反応が悪い、呼吸がおかしい場合は119。何が起きたかをそのまま伝えます。

今まさに自分や赤ちゃんを傷つけそうで止められない、誰も交代できず安全を保てない場合は119に状況を伝え、救急支援を求めます。暴力が迫り警察の保護が必要な場合は110。支援が来るまで、一人で抱え込まず電話先の指示に従ってください。

落ち着いた後の相談先

児童相談所虐待対応ダイヤル189は、虐待をしてしまう不安も相談できます。通常の育児相談は児童相談所相談専用0120-189-783、こども家庭センターや保健センターへ。救急出動の代わりではありません。今日の交代と、明日以降の休息の両方を相談します。

参考にした資料

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Q&A 5 / 8

うちの子、睡眠時間が少ない? 多すぎる?

出生〜18か月

短い答え

睡眠時間は、毎日達成しなければならない点数ではありません。新生児は短い眠りと授乳を繰り返し、まとまって眠るようになる時期にも個人差があります。時間と一緒に、起きたときの反応、飲み方や食べ方、成長、親の負担を見ます。

急ぐサインと行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がない・普段どおりでない、息が苦しそう、唇が青い、けいれんしている場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。

生後3か月未満で38℃以上のときは、夜間でも今すぐ医療機関に連絡して受診してください。記録や撮影をそろえるために連絡を遅らせません。

今すること

  1. 心配なときだけ、昼寝を含む1日の睡眠を大まかに記録します。毎分測ったり、アプリの判定に合わせて寝かせたりする必要はありません。

  2. 生後4〜11か月では1日12〜16時間、1〜1歳半では11〜14時間という専門学会の目安があります。昼寝込みの範囲で、診断の境界線でも各日の合格基準でもありません。新生児〜生後3か月にこの範囲を当てはめないでください。

  3. 数字を整えるために授乳を抜く、眠い子を長く起こすことはせず、気になる記録を小児科や保健師に見せます。早産児や病気がある子は、担当医の計画を優先します。

相談の準備

眠る時間、途中で起きる回数、いびきや呼吸の様子、起きている時間の元気、最近の飲食と成長を伝えます。目安の範囲に入っていても、苦しそうな呼吸や生活への支障があれば相談できます。逆に1日だけ範囲から外れたことで病気と決まるわけではありません。親が眠れずつらいことも相談理由です。夜間の急な症状で迷う場合は#8000へ。

1歳の誕生日を境に必要な睡眠が急に変わるわけではありません。幅のある参考値として見てください。

症状の相談で#8000を使う場合は、地域ごとに受付時間が異なります。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119を要する徴候では相談電話を待ちません。

参考にした資料

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Q&A 6 / 8

昼によく寝て、夜は起きている。昼夜逆転?

出生〜18か月。出生直後と成長後を区別

短い答え

生まれたばかりの赤ちゃんは、大人と同じ昼夜の生活にはまだなりません。夜に起きるのは授乳が必要なためでもあります。「昼に寝かせたから夜寝ない」と親を責める必要はありません。昼夜の違いを少しずつ伝えつつ、今の授乳と休息を守ります。

急ぐサインと行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がない・普段どおりでない、息が苦しそう、唇が青い、けいれんしている場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。

生後3か月未満で38℃以上のときは、夜間でも今すぐ医療機関に連絡して受診してください。記録や撮影をそろえるために連絡を遅らせません。

今すること

  1. 朝から日中はカーテンを開け、起きているときに声をかけます。昼寝中まで家中を無音にする必要はありません。直射日光を浴びせて起こす方法ではありません。

  2. 夜は世話に必要な明るさを確保しつつ、静かな声で授乳やおむつ替えをします。遊びの時間を広げず、終わったら安全な寝床へ戻します。

  3. 成長後も同じ手順をゆるやかに繰り返します。急に昼寝をなくしたり、長時間起こしたりする調整ではなく、家族が続けられる朝と夜の流れを一つ決めます。

相談の準備

新生児に夜通し眠ることを求めず、退院時の授乳指示があれば守ります。月齢が進んでから昼夜のずれが続き、日中の元気や家族の生活に支障が出る場合は、小児科や保健センターへ。就寝・起床・昼寝・授乳のおおよその時刻が相談に役立ちます。何日で直ると約束できる方法ではありません。夜間の症状の相談は#8000、親の休息についてはK01のQ&Aを使ってください。

症状の相談で#8000を使う場合は、地域ごとに受付時間が異なります。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119を要する徴候では相談電話を待ちません。

参考にした資料

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Q&A 7 / 8

どんな寝床なら、安全に眠れる?

主に出生〜1歳未満。12〜18か月は製品の対象年齢・発達に応じ別途確認

短い答え

1歳未満は、寝かせ始めはあおむけ。硬く平坦な赤ちゃん専用の寝床を用意します。安全な環境は睡眠中の死亡リスクを下げますが、すべてを防げる保証ではありません。昼寝も同じように整えましょう。

急ぐサインと行動

起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、呼吸がない・普段どおりでない、息が苦しそう、唇が青い、けいれんしている場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。

寝具の点検より救急要請を優先し、通信指令員の案内に従います。

今すること

  1. 体が沈まず傾斜のない寝床を選び、あおむけに寝かせます。吐き戻し対策として枕で上半身を高くしたり、横向きに固定したりしません。医療上の特別な指示がある子は担当医へ確認します。

  2. 枕、タオル、ぬいぐるみ、柔らかい囲いを寝床から除きます。日本の現行案内では、1歳未満は掛け布団を使わず、衣服や適切なサイズのスリーパー、空調で調節します。

  3. 寝床は親のそばに用意し、抱いたままソファで一緒に眠らないようにします。眠り込みそうなときは交代を頼み、赤ちゃんを専用寝床へ戻します。製品は国内の安全基準、対象年齢、説明書を確認します。

寝返りや1歳以降は?

寝返り防止のクッションは置きません。寝返りが始まっても、寝かせ始めはあおむけです。自力であおむけからうつぶせ、うつぶせからあおむけの両方向へ寝返りできる場合、AAPは寝返ったたびに戻す必要はないとしています。片方向しかできずうつぶせになった場合は、気づいたときにあおむけに戻します。体を固定する道具は使いません。迷う場合は次の健診まで待たず、小児科や保健師に相談してください。

1歳の誕生日が「何を置いても安全」になる境目ではありません。12〜18か月は寝床からの転落や隙間への挟まりも含め、製品の説明書と子の動きに合わせて見直します。寝床に迷う場合は保健師・小児科へ。早産や持病のある子は退院時の個別指示も確認します。

参考にした資料

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Q&A 8 / 8

親の私が眠れず、もう限界です

出生〜18か月の子を育てる親・養育者。産後ケアの制度対象は別記

短い答え

休む時間を作っても眠れない、つらさで育児が続けられないときは、親自身が支援を受ける理由になります。「子どもが寝たら一緒に寝て」で解決しないこともあります。子の睡眠が整うまで我慢せず、今日の世話を交代できる人と医療・地域の支援を探します。

急ぐサインと行動

今にも自分や子を傷つけそう、現実との区別がつかないほど混乱し安全を保てない場合は、子を安全な専用寝床へ置いて119に状況を伝えます。近くの大人にも来てもらい、一人で対応を続けません。暴力が迫っていて警察の保護が必要なら110です。通常の相談窓口の受付まで待ちません。

産後に、現実にはない声が聞こえる、強く混乱する、周囲から見て著しく普段と違う言動がある場合は、差し迫る危険を本人が感じなくても、産科・精神科などへ今すぐ連絡し、その日のうちに評価を受けてください。本人が気づけないこともあるため、家族からの連絡でもかまいません。単なる寝不足だけで病名を決める意味ではありません。

今すること

  1. 「今夜のこの時間は代わって」「授乳の後のおむつ替えと寝かしつけを頼みたい」など、一つの作業を具体的に頼みます。授乳方法を変えることだけが分担ではありません。

  2. 日中でも、家事より休息を先にできる時間を作ります。抱っこしたまま眠り込みそうなら、子を専用寝床へ。飲酒で寝つこうとせず、薬は自己判断で増減しないでください。

  3. 産科、かかりつけ医、保健センター・こども家庭センターに「眠れない」「一人で世話するのが難しい」と伝えます。抑うつや強い不安がある場合は、親自身の診察も相談します。

日本で使える支援

産後ケア事業は出産後1年以内の母子を対象とする仕組みです。地域で使える宿泊・日帰り・訪問の支援、利用条件や空きを自治体に確認します。1歳を過ぎた家庭や父親・パートナーも、子育て支援と自分の心身の相談をしてかまいません。子を傷つけそうな不安の相談は189、通常の児童相談所相談は0120-189-783へ。

相談のための立派な記録は不要です。眠れた時間、つらさ、今一人なのか、今夜の世話を続けられるかを伝えてください。

参考にした資料

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