体重が増えていないと言われた。何を相談する?
出生〜乳児期。出生直後の体重減少と、その後の増加不良を分ける。母乳・混合・人工乳すべて。
急ぐサインと相談行動
起こしても普段のように反応しない、ぐったりして覚醒を保てない、息が苦しそう、唇が青い場合は119です。飲めない、いつもより明らかに飲みが悪い、または尿が明らかに減った場合は、今すぐ出産施設・小児科へ連絡します。新生児は日齢を伝え、次の授乳まで待ちません。連絡先に迷う夜間・休日は#8000(地域で受付時間が異なる)。つながらない場合は地域の救急医療機関へ連絡し、119の徴候があれば電話相談を待ちません。新生児は次の健診まで待たず、日齢を最初に伝えます。
短い答え
体重の増え方は、日齢やこれまでの経過と合わせて確認します。出生直後の減少と、その後の増加の遅さは同じ意味ではありません。「母乳が悪い」「ミルクが少ない」と一つに決めず、飲むところと体調を一緒に見てもらいましょう。
今すること
出生時・退院時・最近の体重と測定日を用意します。手元に記録がなくても、相談を先延ばしにする必要はありません。
出産施設または小児科へ連絡し、実際の授乳を評価してもらいます。回数、追加量、むせや疲れ、吐き方、尿、保護者が困っていることを伝えます。
調整したら、次に体重を測る日と、予定より早く連絡するサインを確認します。体重だけを毎日追いかけるより、誰がいつ評価するかを決めておくと相談が途切れません。
数字を見るときの注意
英国NICEは出生体重から10%を超える減少を評価の目安にしていますが、「10%以内なら安全」ではありません。飲めない・尿が減る・反応が弱いときは、割合を計算する前に相談します。この数字を、日本のすべての新生児が自宅で待てる境界にはしません。
粉ミルクを濃くして体重を増やそうとしないでください。追加の量や濃度の変更が必要な場合は、医療者が具体的な計画を立てます。