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「赤ちゃんはどこから来るの?」、子どもへの性教育
Vol.278生活・育児

「赤ちゃんはどこから来るの?」、子どもへの性教育

- 3歳頃から段階的に

生活・育児0〜6ヶ月・6〜12ヶ月5
おかもん先生小児科専門医愛育病院 小児科

参考文献 5·Q&A 5問収録

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この記事のポイント

  • - 3歳頃から段階的に
  • - 聞かれた時が教える時
  • - 正しい名前で教える

愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.278

「赤ちゃんはどこから来るの?」、子どもへの性教育

こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。

性教育は「命の教育」です。年齢に合わせて少しずつ伝えることで、自分と相手の体を大切にする力が育ちます。今回は子どもへの性教育について、外来でよく受ける質問を中心にお伝えします。

Q1.「性教育はいつから始める?」

——性教育は何歳から必要ですか?

3歳頃から年齢に応じて始めましょう [1]

年齢伝えること
3-4歳体の部位の正しい名前。プライベートゾーン
5-6歳赤ちゃんはお母さんのおなかで育つ
7-9歳体の変化の予告。月経や射精について
10-12歳思春期の体の変化。生殖のしくみ
13歳以降避妊、性感染症、同意

「聞かれた時が教える時です。子どもの質問を否定せず、正直に年齢に合った言葉で答えましょう。」

ポイント

  • 3歳頃から段階的に
  • 聞かれた時が教える時
  • 正しい名前で教える

Q2.「プライベートゾーンとは?」

——プライベートゾーンとは何ですか?

水着で隠れる部分がプライベートゾーンです [2]

教え方内容
定義水着で隠れる部分+口
ルール他の人に見せない、触らせない
例外お風呂や病院では保護者と一緒にOK
嫌な時「いやだ」と言っていい
秘密「秘密にしてね」と言われたら大人に話す

「自分の体は自分のもの。嫌な触られ方をしたら『いやだ』と言っていいし、必ず大人に話してね、と伝えてください。」

ポイント

  • 水着で隠れる部分がプライベートゾーン
  • 嫌な時は「いやだ」と言える
  • 秘密にしないで大人に話す

Q3.「『赤ちゃんはどこから来るの?』と聞かれたら」

——どう答えればいいですか?

嘘をつかず、年齢に合った説明をしましょう [3]

年齢答え方の例
3-4歳「お母さんのおなかの中で大きくなったんだよ」
5-6歳「お父さんとお母さんの小さな種が合わさって赤ちゃんになるんだよ」
7-9歳より詳しい生殖の仕組みを科学的に
10歳以降性行為について正直に
コツ
慌てず、落ち着いて答える
「いい質問だね」と受け止める
絵本を活用する
一度に全部説明しなくてよい

ポイント

  • 嘘やごまかしは避ける
  • 年齢に合った言葉で
  • 絵本の活用が効果的

Q4.「思春期の体の変化をどう伝える?」

——思春期の変化をどう教えればいいですか?

変化が起こる前に予告しておくことが大切です [4]

伝えること内容
女児乳房の発達、月経、体型の変化
男児声変わり、射精、ひげ
共通体毛、にきび、体臭、感情の変化
伝え方のコツ
8-9歳頃に予告「もうすぐ体が変わってくるよ」
「みんなに起こる自然なこと」と伝える
恥ずかしいことではないと伝える
困った時はいつでも相談してね

「月経や射精について、起こる前に教えておくことで、子どもは安心して変化を迎えられます。」

ポイント

  • 変化が起こる前に予告
  • 自然なことだと伝える
  • 困った時に相談できる関係を

Q5.「性被害の予防は?」

——子どもを性被害から守るにはどうすればいいですか?

予防教育と安全な環境づくりが大切です [5]

予防策内容
プライベートゾーン教育3歳から始める
「いやだ」と言える力ノーと言えるロールプレイ
信頼できる大人困ったら話せる人を複数作る
秘密の約束「秘密にして」は危険なサイン
ネットリテラシーオンラインでの安全
もし被害を打ち明けられたら
「話してくれてありがとう」と伝える
「あなたは悪くない」と伝える
すぐに専門機関に相談
警察、児童相談所、ワンストップ支援センター

ポイント

  • 3歳からプライベートゾーン教育
  • 「あなたは悪くない」と伝える
  • 専門機関に相談

今号のまとめ

  • 性教育は3歳頃から段階的に
  • プライベートゾーンを教える
  • 聞かれた時が教える時、嘘をつかない
  • 思春期の変化は事前に予告
  • 性被害予防には「いやだ」と言える力を

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  • Vol.241「思春期早発症」
  • Vol.274「自己肯定感」
  • Vol.272「SNSと子どもの心」

ご質問・ご感想

「性教育の始め方が分かりません」「子どもの質問にどう答えたらいいですか?」など、ご経験やご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。

愛育病院 小児科 おかもん先生

本メルマガの内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さまの症状についてはかかりつけの小児科医にご相談ください。

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