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「娘がほとんど食べなくなりました」「食べた後にトイレにこもっています」、摂食障害は命に関わることもある深刻な精神疾患です。近年、発症年齢の低年齢化が指摘されており、小学生での発症も珍しくなくなっています [1]。早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。
摂食障害とはどんな病気ですか?#
どのようなサインに注意すべきですか?#
| 身体面のサイン | 行動面のサイン |
|---|---|
| 急激な体重減少 | 食事を避ける、少量しか食べない |
| 成長曲線の停滞・低下 | 食後にトイレに行く |
| 月経の停止・遅延 | カロリーを過度に気にする |
| 疲労感、めまい | 過度な運動 |
| 皮膚の乾燥、うぶ毛の増加 | 体重を頻繁に測る |
| 手の甲のたこ(嘔吐の証拠) | 食品のラベルを過度にチェック |
身体面のサイン行動面のサイン
急激な体重減少
食事を避ける、少量しか食べない
成長曲線の停滞・低下
食後にトイレに行く
月経の停止・遅延
カロリーを過度に気にする
疲労感、めまい
過度な運動
皮膚の乾燥、うぶ毛の増加
体重を頻繁に測る
手の甲のたこ(嘔吐の証拠)
食品のラベルを過度にチェック
緊急受診が必要なサイン
- BMIが年齢別の3パーセンタイル未満
- 心拍数が50回/分未満
- 失神、意識障害
- 電解質異常(低カリウム等)
- 食事を全く摂れない
摂食障害の原因は何ですか?#
ダイエットが摂食障害の最大のリスク因子です [4]。子どもに安易なダイエットをさせないでください。
治療はどのように行いますか?#
家族療法(FBT)の3段階
- 第1段階:親が食事管理をリードし、体重回復を目指す
- 第2段階:食事管理を段階的に本人に戻していく
- 第3段階:通常の思春期の課題(自立等)に取り組む
家庭で気をつけることは?#
| 予防のためにできること | 具体的な方法 |
|---|---|
| 体型への否定的なコメントを避ける | 「太った?」「やせた方がいい」は禁句 |
| 家族で一緒に食事をする | 規則正しい食事習慣の土台を作る |
| 多様な体型を肯定する | 「体は人それぞれ」と伝える |
| 自己肯定感を育てる | 外見以外の長所を認める |
| 安易なダイエットをさせない | 成長期のダイエットの危険性を知る |
予防のためにできること具体的な方法
体型への否定的なコメントを避ける
「太った?」「やせた方がいい」は禁句
家族で一緒に食事をする
規則正しい食事習慣の土台を作る
多様な体型を肯定する
「体は人それぞれ」と伝える
自己肯定感を育てる
外見以外の長所を認める
安易なダイエットをさせない
成長期のダイエットの危険性を知る
回復期の家族の役割
- 食事を責めない、食事中の緊張を減らす
- 治療チームと密に連携する
- 親自身のメンタルヘルスにも配慮する
- きょうだいへのケアも忘れない
今号のまとめ#
- 摂食障害は命に関わりうる深刻な精神疾患
- 成長曲線の変化が早期発見の鍵
- ダイエットが最大のリスク因子
- 小児のANには家族療法(FBT)が第一選択
- 体型への否定的コメントを避けることが予防に重要