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「手を何十回も洗わないと気が済みません」「物の並べ方にこだわって、ずれると泣きます」、こうした行動が過度になり、日常生活に支障をきたしている場合、強迫性障害(OCD: Obsessive-Compulsive Disorder)の可能性があります。小児のOCDは約1〜3%に認められ、適切な治療で改善が期待できます [1]。
強迫性障害とはどんな病気ですか?#
子どもに多い強迫症状は?#
OCDと発達障害のこだわりの違いは?#
ただし、ASDとOCDは併存することもあるため、専門家による評価が重要です [5]。
治療はどうすればよいですか?#
ERPの具体例(手洗いの強迫の場合)
- 1. 汚れていると感じるものに触れる(曝露)
- 2. すぐに手を洗わずに我慢する(反応妨害)
- 3. 不安が自然に下がることを体験する
- 4. 段階的に難易度を上げていく
家族はどう対応すべきですか?#
| 家族の巻き込みの例 | 推奨される対応 |
|---|---|
| 子どもの代わりに確認する | 確認行為に参加しない |
| 手洗いの回数を一緒に数える | 決められた回数で終わりにする |
| 強迫行為のための物品を用意する | 段階的に協力を減らす |
| 子どもの回避に合わせて生活を変える | 通常の生活を維持する |
家族の巻き込みの例推奨される対応
子どもの代わりに確認する
確認行為に参加しない
手洗いの回数を一緒に数える
決められた回数で終わりにする
強迫行為のための物品を用意する
段階的に協力を減らす
子どもの回避に合わせて生活を変える
通常の生活を維持する
家族が心がけること
- OCDという病気を理解する
- 本人を責めない(「なぜやめられないの」は禁句)
- 強迫行為への巻き込みを段階的に減らす
- 小さな進歩を認めて褒める
- 専門家と連携して対応する
今号のまとめ#
- OCDは小児の約1〜3%に認められる
- 不合理だとわかっていても止められないのが特徴
- 汚染恐怖+手洗いが子どもに最も多いパターン
- ERPを含むCBTが第一選択
- 家族の巻き込みを減らすことが治療の一部