お子さんの体重の増減は保護者の大きな関心事です。成長曲線を使って経過を見ることが最も大切で、一時点の体重だけでは判断できません。今回は、子どもの体重管理についてお伝えします。
成長曲線の見方は?#
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 曲線に沿う | 自分のラインに沿っていればOK |
| 急な変化 | 急に上がったり下がったりしたら注意 |
| パーセンタイル | 3-97パーセンタイルの間が正常範囲 |
| 体重と身長のバランス | 両方を見ることが大切 |
体重増加の目安(乳児期)
- 0-3か月:25-30g/日
- 3-6か月:15-20g/日
- 6-12か月:10-15g/日
ポイント
- 一時点ではなく経過が大切
- 成長曲線に沿っていればOK
- 急な変化に注意
体重が増えない場合は?#
| 原因 | 詳細 |
|---|---|
| 哺乳・食事量の不足 | 最も多い |
| 活動量が多い | 動き回る活発な子 |
| 体質 | 両親が細身 |
| 消化吸収の問題 | 下痢、嘔吐を伴う |
| 慢性疾患 | まれだが精査が必要 |
受診の目安
- 成長曲線を下に横切る
- 3パーセンタイル以下
- 食事量が極端に少ない
- 下痢や嘔吐が続く
ポイント
- 成長曲線を下に横切る場合は受診
- 最も多い原因は摂取量の不足
- 体質的に細身の子もいる
体重が増えすぎの場合は?#
| 年齢 | 対応 |
|---|---|
| 乳児期 | 母乳・ミルクの制限は不要。自然に落ち着く |
| 1-2歳 | ジュースの制限、おやつの管理 |
| 3歳以降 | 生活習慣の見直し(食事・運動) |
| 学童期 | 肥満度で評価、必要に応じて介入 |
母乳やミルクの制限は不要です。乳児期の体重増加は成長とともに落ち着くことがほとんどです。
ポイント
- 乳児期のミルク制限は不要
- ジュースとおやつの管理が鍵
- 成長曲線で経過を見る
カウプ指数とは?#
| 指標 | 年齢 | 計算 |
|---|---|---|
| カウプ指数 | 乳幼児 | 体重(g)÷身長(cm)²×10 |
| ローレル指数 | 学童 | 体重(kg)÷身長(cm)³×10⁷ |
| BMI | 成人 | 体重(kg)÷身長(m)² |
カウプ指数の基準
- 15未満:やせ
- 15-18:正常
- 18以上:肥満傾向
ポイント
- カウプ指数は乳幼児の体格指標
- 15-18が正常範囲
- 成長曲線と合わせて評価
体重測定の頻度は?#
| 年齢 | 測定頻度 |
|---|---|
| 0-6か月 | 月1回程度(心配なら2週に1回) |
| 6-12か月 | 月1回程度 |
| 1歳以降 | 健診時(3-6か月ごと) |
| 学童 | 学校の身体測定(年2-3回) |
毎日体重を量る必要はありません。かえって不安が増すだけです。母子手帳の成長曲線に記録してください。
ポイント
- 健診時の測定で十分
- 毎日量る必要はない
- 母子手帳に記録する
今号のまとめ#
- 成長曲線に沿った経過が最も重要
- 一時点ではなく経過で判断
- 乳児期のミルク制限は不要
- ジュースとおやつの管理が肥満予防の鍵
- 健診時の測定で十分