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MINATON くらしの手帳

吐く・うんち・体調

いつもと違う様子が気になったときに。家で見ることと、相談の目安を確認できます。

8のQ&Aを収録 / 医療確認 2026-10-02

本文と参考資料をすべて表示しています。ブラウザの印刷画面で、用紙やPDF保存を選べます。

目次

  1. 飲むたびにミルクを吐く
  2. げっぷが出ないまま寝てしまう
  3. 噴水のように勢いよく吐いた
  4. 吐いたものが緑色・血が混じる
  5. 何日うんちが出なければ便秘?
  6. うんちが白っぽい・赤い・黒い・緑色
  7. 生後まもなく熱が出た
  8. 呼吸が速い・胸がへこむ・顔色が悪い

Q&A 1 / 8

飲むたびにミルクを吐く

主に0〜12か月。1歳を過ぎて続く場合や生後6か月以降の新規症状は相談。

回答

少量のミルクが口から流れ、吐いた後も機嫌がよく、飲めて体重が増えているなら、赤ちゃんによくある吐き戻しの可能性があります。回数だけで病気とは決められません。

ただし、緑色・黄緑色・血の混じる嘔吐、勢いよく繰り返す嘔吐は、普通の吐き戻しとして扱わず、すぐに医療機関へ相談してください。呼吸がおかしい、唇が青い、起こしても反応が乏しいときは119です。

いま行うこと

  1. 吐いた色・タイミング、飲めた量や回数、おしっこ、体重の経過を短く記録します。記録のために受診を遅らせないでください。

  2. 授乳姿勢や一度に飲むペースを助産師・小児科で確認します。授乳中や後の縦抱きは、大人が起きて見守れるときに行います。

  3. 寝かせるときは、硬く平らな寝床にあおむけで。吐き戻し対策として枕や傾斜をつけたり、うつぶせ・横向きで寝かせたりしません。

飲みにくさ、痛そうな泣き、体重が増えない状態があれば、吐く量が少なくても相談の対象です。自己判断で授乳量を大きく減らしたり、増粘剤や薬を始めたりせず、授乳全体を一緒に見直しましょう。

参考にした資料

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Q&A 2 / 8

げっぷが出ないまま寝てしまう

主に0〜6か月。授乳姿勢の個別指導を受けている児はその指示を優先。

回答

げっぷを出そうと、長い時間たたき続ける必要はありません。飲んでいる途中で苦しそうなら一度休み、頭と首を支えて、背中をやさしくさする方法を試せます。タイミングに全員共通の決まりはありません。

いま行うこと

  1. 大人が安定して座り、赤ちゃんの頭と首を支えます。顔が衣服に埋まらず、息ができているか確認します。

  2. 背中を軽くさするか、やさしくたたきます。数分試しても出ず、落ち着いているなら、無理に続けません。

  3. 寝かせるときは、げっぷが出たかどうかにかかわらず、硬く平らな寝床にあおむけにします。吐き戻しを心配して傾斜をつけないでください。

げっぷが出ないことと、呼吸が苦しそうなことは別です。唇が青い、呼吸が止まる、反応が乏しいときは119へ。吐き続ける、飲めない、お腹が強く張るときは、小児科へ速やかに相談してください。

困ったときの伝え方

「何分頑張っても出ない」だけでなく、「飲んでいる途中から苦しそうか」「吐く色は何色か」「普段どおり飲めるか」を伝えると、次の相談につながります。げっぷを必ず出せば窒息を防げる、といった保証はありません。

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Q&A 3 / 8

噴水のように勢いよく吐いた

出生〜18か月。特に生後早期の反復する強い嘔吐。

回答

普段の口から流れる吐き戻しと違い、勢いよく吐くことを繰り返す場合は、医療機関で確認が必要です。「ミルクを飲みすぎただけ」と決めず、今すぐ小児科・救急窓口に連絡して受診先を確認してください。

緑色・黄緑色、血の混じるものを吐いた場合は、回数が増えるのを待ちません。呼吸がおかしい、起こしても反応が乏しい、顔色が明らかに悪いときは119です。

いま行うこと

  1. 「生後何日・何か月」「いつから」「何回」「吐いた色」「飲めるか」を伝えます。一度でも普段と明らかに違うと感じたら、繰り返すかを確かめるために待たず相談できます。

  2. おしっこが普段より減っていないか、元気やお腹の張りに変化がないかを確認し、電話で伝えます。写真は撮れれば役立ちますが、連絡・受診を優先します。

  3. 母子健康手帳と、わかる範囲の授乳記録を持って受診します。記録がなくても受診できます。

知っておきたいこと

「噴水状」という言葉だけで、特定の病気の診断はできません。吐き方に加え、月齢、診察、体重などを合わせて医療者が判断します。ウェブで病名を当ててから受診する必要はありません。

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Q&A 4 / 8

吐いたものが緑色・血が混じる

出生〜18か月。日齢が小さくても同じく緊急の確認が必要。

回答

緑色・黄緑色の嘔吐や、血の混じる嘔吐は、普段のミルクの吐き戻しとして様子を見ないでください。今すぐ医療機関へ連絡し、救急受診につなげます。胆汁が混じる嘔吐など、急いで調べる必要がある状態が含まれます。

ぐったりして起こせない、呼吸がおかしい、唇が青いなどがあれば119です。電話相談の順番待ちや写真の撮影で、救急要請を遅らせないでください。

いま行うこと

  1. 「緑色(または血の混じるもの)を吐いた」と、最初に伝えます。月齢と、今の反応・呼吸も伝えます。

  2. 色がはっきり分からない場合も、正常と決めつけず、そのまま相談します。画面の見本と色が一致するまで待つ必要はありません。

  3. 可能なら汚れた布や写真を診察時に見せます。準備に時間をかけず、移動方法は医療機関・救急の指示に従います。

迷いやすい点

緑色の「便」と緑色の「吐いたもの」は同じ意味ではありません。また、少量の血なら必ず無害ともいえません。家庭で出血源を判断するのではなく、医療者に確認してもらいましょう。黄色っぽく見える嘔吐でも、繰り返す、飲めない、つらそうなら速やかに相談してください。

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Q&A 5 / 8

何日うんちが出なければ便秘?

出生〜18か月。生後8週未満とそれ以降を分ける。

回答

出生後まだ一度も便が出ていない場合は、以下の「2〜3日」の目安を使わず、出産施設へすぐ確認してください。

日数だけで便秘とは決められません。便が硬い、出すときに痛がる、食欲が落ちるなども合わせて見ます。生後8週未満で2〜3日便が出ないときは、授乳や体重の確認も必要なので、産院・小児科に相談してください。

緑色のものを吐く、お腹が強く張る、飲めない、ぐったりする場合は、便秘のセルフケアを試す前に受診します。反応や呼吸に異常があれば119です。

いま行うこと

  1. 最後に出た日と、便の硬さ、痛がり方、食事・授乳の変化をメモします。「何日出ないか」と一緒に伝えましょう。

  2. 粉ミルクは製品どおりの濃さに作ります。便を出すために濃くしたり薄めたりせず、自己判断で水や果汁を足す対処は避けます。

  3. 硬い便や痛みが続くときは小児科へ相談します。離乳食開始前後では対応が異なるため、月齢と普段の食べ方も伝えます。

「毎日出ないと悪い」「何日までは必ず待てる」という一つのルールにはできません。家庭での刺激や浣腸、薬については、ここで一律の手順を示さず、必要性と使い方を個別に確認します。

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Q&A 6 / 8

うんちが白っぽい・赤い・黒い・緑色

出生〜18か月。便色カードは特に乳児早期の胆道閉鎖症発見。

回答

白っぽい便や、母子健康手帳の便色カードの1〜3番に近い便は、健診まで待たず、速やかに小児科へ連絡して受診してください。赤ちゃんが元気そうでも、便の色の変化を確認する必要があります。

生まれて間もない時期の黒緑色の胎便は、その後の便とは区別します。「黒い便はすべて正常」「緑なら必ず病気」と、色の名前だけでは判断できません。

いま行うこと

  1. 乳児早期は手元の母子健康手帳の便色カードと見比べます。便色カードを赤・黒便の診断や18か月まで共通の判定表には使いません。スマートフォンの画面や自宅印刷では色が変わるため、画面だけで正常とは判断しません。

  2. 白っぽい便、赤いもの・血、胎便の時期を過ぎて黒く見える便があるときは、速やかに小児科へ連絡して受診時期を確認します。嘔吐・お腹の張り・顔色の悪さを伴うときは今すぐ受診相談をしてください。便や写真を見せられれば持参します。

  3. 吐く、飲まない、お腹が張る、反応が乏しいなどの変化も伝えます。反応や呼吸に異常があれば119を優先します。

見本との違いが分からないとき

「この色は何番」と正しく分類してから相談する必要はありません。いつから変わったか、目や皮膚の黄色さが気になるかも伝えてください。普通の色に見えたことだけで、病気がないと保証することもできません。

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Q&A 7 / 8

生後まもなく熱が出た

出生〜生後3か月未満を中心に。早産・持病の個別計画も確認。ただし緊急徴候があれば本稿の受診・119を遅らせない。

回答

生後3か月未満で38℃以上の熱があるときは、夜間でも速やかに医療機関へ連絡し、受診してください。元気そうに見えても、朝まで待つ目安にはしません。

起こしても反応が乏しい、呼吸が苦しそう、唇の色がおかしい場合は119です。熱の数字より先に、反応と呼吸を確認します。

いま行うこと

  1. 体温計の説明どおりに測り、測定時刻と方法を伝えます。明らかに具合が悪いときは、何度も測り直すより連絡を優先します。

  2. 「生後何日・何か月」「38℃以上」「普段どおり飲めるか」「おしっこ」「呼吸と反応」を電話で伝えます。受診先に迷う場合は地域の小児救急窓口へ。

  3. 母子健康手帳などを持ち、案内された医療機関へ。準備が整わなくても、受診を遅らせる必要はありません。

よくある迷い

ワクチンの後でも、低月齢の発熱を家庭だけで副反応と決めません。体温が一度下がった場合も、発熱した経過を伝えて判断を仰ぎます。熱が38℃に届かなくても、飲まない・起こしにくいなどがあれば相談が必要です。解熱薬の量や使用可否は個別に確認し、このページから一律には指示しません。

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Q&A 8 / 8

呼吸が速い・胸がへこむ・顔色が悪い

出生〜18か月。病名を問わず危険な呼吸の見分けを優先。

回答

胸やみぞおちが呼吸のたびに強くへこむ、うなるように苦しそうに息をする、呼吸が止まる、唇や舌が青い・灰色に見える、起こしても反応が乏しいときは119です。動画を撮ったり呼吸数を数えたりしてから電話する必要はありません。

呼吸が普段より速い状態が続く、飲む途中で苦しくなって飲めない場合も、今すぐ医療機関へ連絡して受診相談をしてください。「熱がないから大丈夫」とは判断しません。

いま行うこと

  1. 赤ちゃんの反応と、胸・お腹の動き、唇の色を見ます。明らかな異常があれば、そのまま119へ電話します。

  2. 電話では場所と月齢、見えている症状を伝え、通信指令員の案内に従います。複数の大人がいれば、電話と赤ちゃんの対応を分担します。

  3. 「いつから」「普段どおり飲めるか」「熱」「持病」を分かる範囲で伝えます。情報がそろわなくても連絡できます。

診断は受診してから

このページはRSVなどの病名を当てるためのものではありません。呼吸の回数だけで安全を判定する表も使いません。鼻づまりの対処を試し続けるより、息が苦しそう・飲めない変化を優先して伝えてください。

参考にした資料

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