睡眠は子どもの成長と発達に欠かせません。しかし、近年は子どもの睡眠時間が短くなる傾向にあり、睡眠の質も問題になっています。今回は、子どもの睡眠についてお伝えします。
子どもに必要な睡眠時間は?#
| 年齢 | 推奨睡眠時間 |
|---|---|
| 0-3か月 | 14-17時間 |
| 4-11か月 | 12-15時間 |
| 1-2歳 | 11-14時間 |
| 3-5歳 | 10-13時間 |
| 6-12歳 | 9-12時間 |
| 13-18歳 | 8-10時間 |
日本の子どもの睡眠の現状
- 世界的に見て短い
- 3歳児の平均就寝時刻は21時30分
- スマートフォンの影響で就寝時間が遅延
ポイント
- 年齢に応じた睡眠時間を確保
- 日本の子どもの睡眠時間は世界的に短い
- 就寝時刻が遅くなる傾向
睡眠不足の影響は?#
| 影響 | 詳細 |
|---|---|
| 成長 | 成長ホルモンは深い睡眠中に分泌 |
| 学習 | 記憶の定着は睡眠中に行われる |
| 行動 | イライラ、注意散漫、多動 |
| 免疫 | 風邪をひきやすくなる |
| 肥満 | 食欲ホルモンのバランスが乱れる |
| メンタル | うつ、不安のリスク上昇 |
睡眠不足の子どもはADHDと間違われることがあります。落ち着きがない場合、まず睡眠を見直してください。
ポイント
- 成長ホルモンは深い睡眠中に分泌
- 睡眠不足は行動問題の原因に
- ADHDと間違われることもある

良い睡眠習慣を作るには?#
| 睡眠衛生 | 内容 |
|---|---|
| 毎日同じ時刻に寝起き | 休日も同じリズムで |
| 寝る前のルーティン | 絵本→歯磨き→消灯の順を決める |
| スクリーンオフ | 就寝1時間前にはスマホ・テレビを消す |
| 寝室環境 | 暗く、涼しく、静かに |
| 昼寝の調整 | 3歳以降は昼寝を短くまたはやめる |
| カフェイン回避 | 緑茶、コーラ、チョコレートにも含まれる |
毎日同じ時刻に起こすことが最も効果的です。起きる時刻を固定すると、自然と眠くなる時刻も安定します。
ポイント
- 起きる時刻を固定するのが最も効果的
- 寝る前1時間はスクリーンオフ
- 寝る前のルーティンを作る
夜泣きへの対応は?#
| 年齢別の夜泣き | 特徴 |
|---|---|
| 0-3か月 | 昼夜のリズムが未確立(正常) |
| 6-12か月 | 分離不安、歯の生え始め |
| 1-2歳 | 悪夢、分離不安 |
| 3歳以降 | 通常は減少 |
対応策
- 少し待ってから対応(すぐに抱き上げない)
- 部屋に行って声をかけ、トントンする
- 毎回同じ対応をする(一貫性が重要)
- 昼間の活動量を増やす
ポイント
- 夜泣きは正常な発達過程
- すぐに抱き上げず少し待つ
- 一貫した対応が効果的
受診が必要な睡眠の問題は?#
| 受診すべきサイン | 詳細 |
|---|---|
| いびき | 睡眠時無呼吸の可能性 |
| 日中の過度な眠気 | 十分寝ているのに眠い |
| 夜驚症 | 泣き叫んで起き上がる(覚えていない) |
| 夢遊病 | 寝ている間に歩き回る |
| レストレスレッグス | 足がむずむずして眠れない |
いびきが毎晩ある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。成長や行動にも影響するため、受診してください。
ポイント
- 毎晩のいびきは受診を
- 夜驚症は6歳頃までに消失することが多い
- 日中の過度な眠気は要注意
今号のまとめ#
- 年齢に応じた十分な睡眠時間を確保
- 起きる時刻を固定するのが最も効果的
- 就寝1時間前にスクリーンオフ
- 夜泣きは正常な発達過程
- 毎晩のいびきは睡眠時無呼吸を疑う