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「パンパンに腫れたんですけど……」、子どもの虫刺され、正しい対処と予防
Vol.69皮膚

「パンパンに腫れたんですけど……」、子どもの虫刺され、正しい対処と予防

子どもは虫刺されで大人より腫れやすい。これは免疫が未熟なために起こる正常な反応

皮膚全年齢20
おかもん先生小児科専門医愛育病院 小児科

参考文献 14·Q&A 6問収録

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この記事のポイント

  • 子どもは虫刺されで大人より腫れやすい。これは免疫が未熟なために起こる正常な反応
  • 虫の種類によって対処法が異なる。蚊・ハチ・毛虫・ダニの対応を知っておくと安心
  • 虫よけの成分は「ディート」と「イカリジン」の2種類。年齢に応じた正しい使い方が大切

愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.69

「パンパンに腫れたんですけど……」、子どもの虫刺され、正しい対処と予防

今号のポイント

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    子どもは虫刺されで大人より腫れやすい。これは免疫が未熟なために起こる正常な反応
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    虫の種類によって対処法が異なる。蚊・ハチ・毛虫・ダニの対応を知っておくと安心
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    虫よけの成分は「ディート」と「イカリジン」の2種類。年齢に応じた正しい使い方が大切

こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。

「蚊に刺されただけなのに、すごく腫れて水ぶくれになりました。大丈夫でしょうか?」「ハチに刺されたんですが、病院に行くべきですか?」、暖かい季節になると、虫刺されに関するご相談が急増します。

子どもは大人に比べて虫刺されへの反応が強く出やすいのが特徴です [1]。今回は、虫の種類別の対処法と、正しい虫よけの使い方についてお伝えします。

Q1.「子どもは虫刺されで大人より腫れやすいのはなぜですか?」

——2歳の娘が蚊に刺されたら、パンパンに腫れて水ぶくれまでできました。私は蚊に刺されてもそんなにならないのに……。アレルギーでしょうか?

お気持ちわかります。びっくりされたと思います。でもこれは、子どもでは比較的よくある反応です [1][2]。子どもが虫刺されで大人より腫れやすいのには、免疫反応の成熟度が関係しています

虫刺されに対する免疫反応の発達段階 [1][2]:

蚊に刺されたときの反応は、年齢とともに5つの段階を経て変化していきます [1]

段階反応のタイプ説明典型的な年齢
第1段階無反応初めて刺された場合、反応が起きない乳児期(初回刺咬時)
第2段階遅延型反応のみ刺された数時間〜翌日に腫れ・水ぶくれ。かなり大きく腫れる幼児〜学童期前半
第3段階即時型+遅延型反応刺された直後の膨疹+数時間後の腫れ学童期
第4段階即時型反応のみ刺された直後の膨疹のみ。すぐ消える思春期〜成人
第5段階無反応何度も刺されて免疫寛容が成立高齢者・多数回刺咬後

つまり、お子さんは第2段階(遅延型反応が強い時期)にいると考えられます [1]。大人は第4段階で刺された直後に少し膨らむだけですが、幼児期の子どもは遅延型のアレルギー反応が主体なので、数時間後に大きく腫れ、水ぶくれができることがあります [1][2]。これは免疫が未熟であるがゆえの正常な反応であり、特別なアレルギー体質というわけではありません

——正常な反応なんですね。水ぶくれができても大丈夫なんでしょうか?

水ぶくれ自体は問題ありませんが、掻き壊して二次感染(とびひ)を起こさないことが大切です [2]。水ぶくれは潰さずに、清潔に保ってください。もし潰れてしまった場合は、流水で洗って抗菌薬入りの軟膏を塗り、ガーゼで保護します

子どもの虫刺されが大人より重くなる理由(まとめ) [1][2][3]:

要因説明
免疫の成熟度遅延型アレルギー反応が強く出る発達段階にいる [1]
皮膚のバリア機能が未熟角質層が薄く、虫の唾液成分が皮膚に浸透しやすい [3]
掻破による悪化かゆみを我慢できず掻き壊す→二次感染(とびひ)のリスク [2]
体温が高い・汗をかきやすい蚊が寄ってきやすく、刺される回数が多い [3]

ポイント

  • 子どもの虫刺されが大きく腫れるのは免疫の発達段階による正常な反応 [1]
  • 幼児期は遅延型アレルギー反応が主体で、大きな腫れ・水ぶくれが起きやすい [1][2]
  • 水ぶくれは潰さない。掻き壊しによる二次感染(とびひ)予防が重要 [2]

Q2.「虫の種類によって対処法は変わりますか?」

——"虫刺され"と一口に言っても、蚊とかハチとか毛虫とか色々ありますよね。それぞれ対応は違うんでしょうか?

はい、虫の種類によって対処法が異なります [2][4]。日本で子どもが遭遇しやすい虫と対処法を一覧にまとめますね

虫の種類別:症状と対処法一覧 [2][4][5]:

(1) 蚊

項目内容
症状刺咬部の発赤・腫脹・かゆみ。子どもでは水ぶくれになることも [1]
応急処置流水で洗浄→冷却→かゆみ止め・ステロイド外用薬
注意点掻き壊し→とびひ(伝染性膿痂疹)に注意 [2]
受診の目安腫れがひどい、発熱を伴う、広範囲のリンパ節腫脹

(2) ハチ(ミツバチ・アシナガバチ・スズメバチ)

項目内容
症状激しい痛み、刺咬部の発赤・腫脹。アナフィラキシーのリスクあり [5]
応急処置①刺された場所から離れる ②針が残っていればカードなどで横にこすって除去(ピンセットで摘むと毒嚢を圧迫するため避ける)③流水で洗浄→冷却 [5]
注意点2回目以降はアナフィラキシーのリスクが上がる [5][6]
受診の目安刺された後に全身症状(蕁麻疹・呼吸困難・嘔吐・ぐったり)が出たら直ちに救急へ [6]

(3) 毛虫(チャドクガなど)

項目内容
症状毒針毛による接触皮膚炎。多数の小さな赤い発疹、強いかゆみ [4]
応急処置①触れた部分をこすらない(毒針毛が広がる)②粘着テープで毒針毛を除去→流水で洗浄 ③ステロイド外用薬 [4]
注意点衣服にも毒針毛が付着。衣服は着替えて洗濯する [4]
受診の目安広範囲の発疹、かゆみが強い、腫れがひどい

(4) ダニ(マダニ)

項目内容
症状咬着部の発赤・腫脹。マダニは皮膚に食い込んで吸血する [7]
応急処置マダニを無理に引き抜かない(口器が皮膚に残る)→皮膚科・小児科を受診して除去してもらう [7]
注意点マダニ媒介感染症(SFTS、日本紅斑熱、ライム病など)のリスク [7]
受診の目安マダニが食い込んでいたら必ず受診。咬着後に発熱・発疹が出たら速やかに受診 [7]

(5) ブヨ(ブユ)

項目内容
症状咬まれた数時間後から強い腫脹・かゆみ。蚊よりも反応が強い [4]
応急処置流水で洗浄→冷却→ステロイド外用薬(蚊より強めが必要なことが多い)
注意点皮膚を噛み切って吸血するため、出血を伴うことがある [4]
受診の目安腫れがひどい、歩けないほど腫れた、発熱を伴う

——ハチに刺されたときがとくに怖いですね……

はい、ハチ刺されで最も注意すべきはアナフィラキシーです [5][6]。これについてはQ4で詳しくお話ししますね

ポイント

  • 蚊: 冷却+かゆみ止め。掻き壊し→とびひに注意 [1][2]
  • ハチ: 針除去→冷却。全身症状が出たら救急へ [5][6]
  • 毛虫: こすらない。粘着テープで毒針毛除去→ステロイド外用薬 [4]
  • マダニ: 無理に引き抜かない。必ず受診して除去 [7]

Q3.「市販のかゆみ止めとステロイド、どう使い分ければいいですか?」

——虫に刺されたとき、まずドラッグストアの"かゆみ止め"を塗っているんですが、あまり効かない気がして……。ステロイドの塗り薬を使ったほうがいいですか?

とても良い質問です。結論から言うと、子どもの虫刺されには、市販の抗ヒスタミン系かゆみ止めだけでは不十分なことが多いです [2][8]。先ほどお話ししたように、子どもは遅延型アレルギー反応が強いため、ステロイド外用薬が治療の主役になります [2][8]

虫刺されに使う外用薬の種類と使い分け [2][8]:

薬の種類代表例効果適応
抗ヒスタミン外用薬レスタミンクリーム(市販のかゆみ止めの多く)かゆみをやや軽減軽い蚊刺され(大人向け)
ステロイド外用薬(弱〜中等度)ロコイド、キンダベート炎症・かゆみをしっかり抑える子どもの虫刺されの基本 [8]
ステロイド外用薬(強め)リンデロンV、ベトネベート強い炎症を速やかに抑える腫れが強い場合、ブヨ刺されなど [8]
抗菌薬入り外用薬ゲンタマイシン軟膏、フシジンレオ細菌感染を抑える掻き壊しがある場合

ステロイド外用薬の使い方のポイントをお伝えします

虫刺されへのステロイド外用薬の正しい使い方 [8][9]:

ポイント説明
早めに塗る刺された当日〜翌日、腫れ始めたらすぐに塗る。早いほど効果的 [8]
適切な量虫刺されの部位に薄くのばす程度でOK。1日2回が基本
塗る期間通常3〜5日間。長期連用は不要 [8]
部位による使い分け顔はマイルド(ロコイドなど)、体・手足はストロング(リンデロンVなど) [9]
やめどき赤みと腫れが引いたら終了。ダラダラ塗り続けない

——ステロイドって怖いイメージがあるんですが……

虫刺されに対する短期間のステロイド外用薬使用は、副作用の心配はほとんどありません [9]。3〜5日間の使用で皮膚が薄くなるといった副作用は起きません。むしろ、ステロイドを塗らずにかゆみを放置して掻き壊す→とびひになるほうがずっと問題です [2]。ステロイドの外用薬について詳しくは、Vol.13でお話ししていますのでぜひご参照ください

——ステロイドを怖がらずに早めに塗ればいいんですね

その通りです。加えて、かゆみが強い場合は冷やすことも有効です。濡れたタオルや保冷剤(直接肌に当てない)で冷やすと、かゆみが和らぎます [2]。また、お子さんが掻き壊すのを防ぐために、爪を短く切っておくことも大切です

ポイント

  • 子どもの虫刺されにはステロイド外用薬が基本 [2][8]
  • 早めに塗ることが大切。3〜5日間の短期使用なら副作用の心配は不要 [8][9]
  • 掻き壊し防止のために爪を短く、冷却も有効 [2]
  • ステロイドの詳細はVol.13をご参照ください

Q4.「すぐに病院に行くべきなのはどんなときですか?」

——虫刺されくらいで病院に行くのは大げさかなと思うのですが、行ったほうがいい場合もあるんですよね?

もちろんです。"たかが虫刺され"と侮ってはいけないケースがあります [5][6]。特に注意が必要なのはアナフィラキシーです

アナフィラキシーとは [6]:

アナフィラキシーとは、アレルゲン(ここではハチの毒など)に対する全身性の重篤なアレルギー反応です [6]。虫刺されの場合、ハチ(特にスズメバチ・アシナガバチ)で最も多く発生します [5][6]

アナフィラキシーの症状 [6]:

臓器症状
皮膚全身の蕁麻疹、発赤、かゆみ
呼吸器咳、ゼーゼー(喘鳴)、声がかすれる、呼吸困難
消化器腹痛、嘔吐、下痢
循環器顔面蒼白、ぐったりする、意識がもうろう(血圧低下)
神経不安感、意識消失

刺された直後〜30分以内に上記の症状が2つ以上の臓器にわたって出現したら、アナフィラキシーを疑います [6]。この場合は迷わず救急車を呼んでください

ハチ刺されとアナフィラキシーの関係 [5][6]:

ポイント説明
初回刺咬感作(免疫が毒を記憶する)が起こる。通常は局所反応のみ [5]
2回目以降アナフィラキシーのリスクが上がる。ただし、必ず起こるわけではない [5][6]
リスクが高い人前回の刺咬で全身反応があった場合 [6]
エピペン(アドレナリン自己注射薬)ハチアレルギーと診断された場合に処方される [6]

ハチに2回目に刺されると必ずアナフィラキシーが起こるわけではありません。ただ、1回目で全身症状(蕁麻疹、呼吸困難など)が出た場合は、2回目以降のリスクが高いため、アレルギー科での精査とエピペンの処方を検討します [6]

虫刺されで受診すべきケース(まとめ) [2][5][6][7]:

当日〜翌日に受診

ハチ刺され後の全身症状(蕁麻疹・呼吸困難・嘔吐・ぐったり) [6]
腫れが拳大以上に広がっている
呼吸が苦しそう
マダニが皮膚に食い込んでいる [7]
意識がぼんやりしている
発熱を伴う虫刺され
顔面蒼白、ぐったり
赤い線が広がる(リンパ管炎の疑い)

数日以内に受診

ハチ刺され後の全身症状(蕁麻疹・呼吸困難・嘔吐・ぐったり) [6]
虫刺されの跡が1週間以上改善しない
呼吸が苦しそう
掻き壊しからとびひになった(黄色い浸出液・かさぶた)
意識がぼんやりしている
ステロイドを塗っても悪化する
顔面蒼白、ぐったり

——ハチに刺されたことがあるのですが、次は気をつけないといけないんですね……

前回のハチ刺されで局所の腫れだけだった場合は、2回目に重篤な反応が起こる確率は5〜10%程度とされています [5]。過度に心配する必要はありませんが、ハチに刺されない環境づくり(香水を控える、黒い服を避ける、甘い飲み物を屋外に放置しない)が大切です [5]

ポイント

  • ハチ刺され後の全身症状(蕁麻疹・呼吸困難・ぐったり)は救急へ [6]
  • 2回目以降のハチ刺されはアナフィラキシーリスクが上がる(ただし必ずではない) [5][6]
  • マダニは無理に引き抜かず受診 [7]
  • 虫刺されからとびひになったら受診 [2]

Q5.「虫よけはどれを選べばいいですか? 赤ちゃんにも使えますか?」

——虫よけスプレーを使いたいのですが、種類が多すぎてどれを選べばいいかわかりません。赤ちゃんに使っても大丈夫なんでしょうか?

虫よけ(忌避剤)の有効成分は、日本で認可されているものとして主にディート(DEET)とイカリジン(ピカリジン)の2種類があります [10][11]。この2つの特徴をまとめますね

ディート vs イカリジン 比較表 [10][11][12]:

ディート(DEET)

歴史
1950年代に開発。世界で最も使用実績が長い [10]
効果のある虫
蚊、ブヨ、マダニ、ノミ、アブなど幅広い [10]
年齢制限(日本)
あり(下記参照) [10]
皮膚への刺激
やや強い(まれにかぶれ) [10]
効果持続時間
濃度により異なる。日本では最大30%、12%で約5〜6時間 [10]
塗り直し
効果が切れたら塗り直す

イカリジン(ピカリジン)

歴史
1980年代に開発。比較的新しい [11]
効果のある虫
蚊、ブヨ、マダニ、アブ [11]
年齢制限(日本)
なし(生後6ヶ月から使用可)[11]
皮膚への刺激
低刺激。プラスチックを溶かさない [11]
効果持続時間
15%で約6〜8時間 [11]
塗り直し
効果が切れたら塗り直す

ディートの年齢別使用制限(日本) [10]:

年齢使用回数の上限(1日あたり)
6ヶ月未満使用しない
6ヶ月〜2歳未満1日1回まで
2歳〜12歳未満1日1〜3回まで
12歳以上制限なし

乳幼児にはイカリジンが使いやすいです [11]。年齢制限がなく(※生後6ヶ月以降が推奨)、皮膚への刺激も少ないため、お子さんに安心して使えます。一方、キャンプや山間部などマダニのリスクが高い場所では、ディート濃度が高めの製品(日本では最大30%)がより効果的です [10]

虫よけの正しい塗り方 [10][11][12]:

ポイント説明
露出部分に塗る衣服の上からではなく、肌が出ている部分に塗る [10]
薄くムラなく厚塗りの必要なし。薄く均一に塗り広げる [10]
顔への塗り方スプレーを直接顔に吹きかけない。大人の手に取ってから塗る [12]
日焼け止めとの順番日焼け止め→虫よけの順に塗る(虫よけが外側) [12]
帰宅後は洗い流す石鹸で洗い流す [10]
塗り直し汗をかいたら塗り直す。効果は永続しない [10]

——スプレータイプとシートタイプ、どちらがいいですか?

お子さんの場合、シート(ウェットティッシュ)タイプやジェルタイプがおすすめです [12]。スプレーは吸い込みのリスクがあるため、顔周りには使いにくいです。シートやジェルなら、大人の手で塗り広げられるので安全です。ミストタイプの場合は、手に取ってから塗ると安心です

なお、虫よけリング・シール・超音波装置などは、科学的な効果が十分に証明されていません [12]。"子どもに優しい"というイメージで選ばれがちですが、ディートやイカリジンを含む正規の忌避剤のほうが確実に効果があります

年齢別おすすめの虫よけ [10][11][12]:

おすすめ

6ヶ月未満
虫よけは使用しない。物理的防御(蚊帳、長袖、ベビーカーの虫よけネット)
6ヶ月〜2歳
イカリジン(シート・ジェルタイプ)
2歳〜12歳
イカリジンまたはディート10〜12%
12歳以上
ディート30%またはイカリジン15%

理由

6ヶ月未満
肌が敏感。忌避剤は推奨されない
6ヶ月〜2歳
年齢制限なし、低刺激 [11]
2歳〜12歳
日常使いはイカリジン、アウトドアはディート [10][11]
12歳以上
効果と持続時間で選択

ポイント

  • 虫よけの主成分はディートとイカリジンの2種類 [10][11]
  • 乳幼児にはイカリジンが安全で使いやすい [11]
  • 6ヶ月未満は虫よけ不使用。蚊帳・長袖で物理的に防御
  • 虫よけリング・シール・超音波装置は効果が不十分 [12]
  • 日焼け止め→虫よけの順に塗る [12]

Q6.「虫刺されを予防するために家庭でできることはありますか?」

——虫よけ以外にも、家庭でできる予防法はありますか? 公園に行くのが怖くなってしまって……

公園遊びを怖がる必要はありませんよ。いくつかの対策を知っておくだけで、虫刺されのリスクはかなり減らせます [12][13]

虫刺され予防チェックリスト [12][13]:

外出前

対策具体的な方法
服装長袖・長ズボン。明るい色の服(蚊やハチは暗い色に寄りやすい) [13]
虫よけの塗布露出部分にイカリジンまたはディートを塗る [10][11]
香りに注意甘い香りの制汗剤・シャンプーは避ける(蚊・ハチを引き寄せる) [13]
時間帯蚊は朝方と夕方に活動が活発。この時間帯は特に注意 [13]

外出中

対策具体的な方法
茂みに近づかないダニ・ブヨは草むら・水辺に多い [7]
飲食物の管理甘い飲み物の缶を放置しない(ハチが入り込む) [5]
ハチの巣に注意軒下、木の枝、植え込みを確認 [5]
汗をこまめに拭く汗は蚊を引き寄せる。拭いて虫よけを塗り直す [13]

帰宅後

対策具体的な方法
身体チェック全身を確認し、マダニなどの付着がないか調べる [7]
シャワー虫よけを洗い流す。刺されていないか確認
衣服の確認毛虫の毒針毛が付着していないか確認。別洗い推奨 [4]

室内

対策具体的な方法
蚊帳・網戸赤ちゃんのベッドには蚊帳。網戸の穴を補修 [13]
蚊取り線香・電気式忌避剤室内の蚊対策に有効 [13]
水たまりをなくす庭のバケツ、植木鉢の受け皿などボウフラの発生源を除去 [13]

すべてを完璧にする必要はありません。"虫よけを塗る""明るい色の長袖を着る""帰ったら身体をチェックする"の3つを習慣にするだけでも、虫刺されのリスクはかなり下がります [12][13]。お子さんとの公園遊びは、発達にとってとても大切な時間です。過度に恐れず、できる範囲で対策をして楽しんでくださいね

ポイント

  • 明るい色の長袖・長ズボンで物理的に防御 [13]
  • 蚊は朝方と夕方に活発。この時間帯は特に注意 [13]
  • 帰宅後の身体チェックを習慣に [7]
  • 庭の水たまりを除去してボウフラの発生を防ぐ [13]
  • 過度に恐れず、できる範囲の対策で外遊びを楽しむ

まとめ

  • 子どもは免疫の発達段階の影響で、虫刺されの反応が大人より強く出やすい。これは正常な反応であり、成長とともに軽くなる [1][2]
  • 虫の種類によって対処法が異なる。蚊は冷却+ステロイド外用薬、ハチは針除去+冷却(全身症状は救急へ)、毛虫は粘着テープで毒針毛除去、マダニは無理に抜かず受診 [2][4][5][7]
  • 子どもの虫刺されにはステロイド外用薬が基本。短期間(3〜5日)なら安全。掻き壊してとびひにならないことが重要 [2][8][9]
  • ハチ刺され後の全身症状(蕁麻疹・呼吸困難・ぐったり)は直ちに救急へ。アナフィラキシーは命に関わる [5][6]
  • 虫よけはイカリジンが乳幼児に使いやすい。ディートには年齢制限あり。虫よけリング・シールは効果不十分 [10][11][12]

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