HPV(ヒトパピローマウイルス)
子宮頸がん・HPV関連疾患
子宮頸がんの主な原因であるHPV感染を予防します。小学6年生〜高校1年生相当(12〜16歳)の女子に定期接種として実施されます。2023年より男子も任意接種として推奨されています。
接種スケジュール
- 1
1回目(小学6年〜高1相当)
標準: 12歳接種可能期間: 12歳〜16歳 - 2
2回目(1回目の2ヶ月後)
標準: 12歳2ヶ月接種可能期間: 12歳2ヶ月〜16歳2ヶ月 - 3
3回目(1回目の6ヶ月後)※シルガード9は2回接種も可
標準: 12歳6ヶ月接種可能期間: 12歳6ヶ月〜16歳6ヶ月
主な副反応
接種部位の痛み・腫れ。接種後に立ちくらみ・失神が起こることがあるため、接種後15〜30分は座って待機します。
接種の注意事項・禁忌
本剤成分に対する重篤なアレルギーの既往がある場合は禁忌です。
よくある質問
Q. 接種後に立ちくらみが起きました。大丈夫ですか?
A. HPVワクチン接種後は、血管迷走神経反射(痛み・緊張などによる一過性の血圧低下)による立ちくらみ・失神が起こることがあります。これを防ぐために、接種後は必ず15〜30分間、座った状態で経過観察してください。日本小児科学会は接種後の座位での安静を推奨しています。
Q. 接種後に腕や体が痛く、動かしにくいです。HPVワクチンの副反応ですか?
A. 接種部位の痛みや腫れは最もよく見られる副反応です。頭痛、倦怠感も報告されています。通常数日で改善します。アセトアミノフェン系鎮痛薬(学校医や小児科医に相談の上)を使用できます。痛みが強く、長期間続く、広範な関節痛・運動障害を伴う場合はかかりつけ医に相談してください。
Q. HPVワクチンは本当に子宮頸がんを防ぎますか?
A. はい。2価・4価・9価HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となる主要なHPV型(16型・18型)に対して90%以上の予防効果があることが大規模臨床試験で確認されています。スウェーデンの研究(2020年)では、17歳以前の接種で子宮頸がんリスクが88%低下することが示されました。
※ この情報は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。 接種時期や可否についてはかかりつけの小児科医にご相談ください。