愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.298
「仕事も育児も頑張りたい」、子育てと仕事の両立支援
こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。
「仕事を続けたいけど、子どもが頻繁に体調を崩します」「育休からの復帰が不安です」、子育てと仕事の両立は多くの保護者が抱える課題です。港区には働く保護者を支援するさまざまな制度とサービスがあります [1]。
Q1.「港区の保育サービスにはどのようなものがありますか?」
——保育園以外にも預け先はありますか?
港区には多様な保育サービスがあります [1]。
対象
- 認可保育園
- 0歳〜就学前
- 認証保育所
- 0歳〜就学前
- 小規模保育事業
- 0〜2歳
- 家庭的保育(保育ママ)
- 0〜2歳
- 事業所内保育
- 従業員の子ども
- ベビーシッター利用支援
- 0歳〜就学前
特徴
- 認可保育園
- 区が認可、保育料は所得に応じる [1]
- 認証保育所
- 都が認証、延長保育に対応しやすい [1]
- 小規模保育事業
- 少人数で家庭的な保育 [1]
- 家庭的保育(保育ママ)
- 保育者の自宅で少人数保育 [1]
- 事業所内保育
- 職場の近くで保育
- ベビーシッター利用支援
- 費用の一部を助成 [1]
| 港区の保育料の特徴 |
|---|
| 第2子以降の保育料が軽減 |
| 所得に応じた保育料設定 |
| 認証保育所の保育料補助あり |
| 3〜5歳児の保育料無償化 |
ポイント
- 港区は多様な保育サービスを提供 [1]
- 認証保育所の補助やベビーシッター支援もある
- 3〜5歳児の保育料は無償化
Q2.「子どもの急な病気に対応するサービスは?」
——子どもが急に熱を出した時に使えるサービスはありますか?
共働き家庭を支える複数のサービスがあります [1]。
内容
- 病児保育
- 病気の子どもを保育施設で預かる
- 病後児保育
- 回復期の子どもを預かる
- ファミリー・サポート
- 地域の援助者が子どもを預かる
- ベビーシッター利用支援
- ベビーシッター費用を助成
- 子育て短期支援(ショートステイ)
- 保護者の病気等で一時的に預かる
利用方法
- 病児保育
- 事前登録+当日予約 [1]
- 病後児保育
- 事前登録+当日予約 [1]
- ファミリー・サポート
- 事前登録 [1]
- ベビーシッター利用支援
- 対象事業者を利用 [1]
- 子育て短期支援(ショートステイ)
- 事前申請 [1]
| 病児対応の準備チェックリスト |
|---|
| 病児保育施設に事前登録する |
| 複数の施設に登録しておく |
| ファミリー・サポートにも登録する |
| ベビーシッター事業者を把握する |
| 職場の看護休暇制度を確認する |
| 祖父母等のバックアップ体制を整える |
ポイント
- 事前登録は元気な時に済ませておく [1]
- 複数のバックアップ体制を準備する
- 職場の看護休暇制度も活用する
Q3.「働く親が使える法的な制度は?」
——法律で守られている制度はありますか?
育児・介護休業法で以下の制度が保障されています [2]。
内容
- 育児休業
- 原則1歳まで(最長2歳まで延長可) [2]
- 育児短時間勤務
- 1日6時間の短時間勤務 [2]
- 子の看護等休暇
- 年5日(子が2人以上は10日) [2]。2025年4月の育児・介護休業法改正で対象が「小学校3年生修了まで」に拡大。名称も「子の看護等休暇」に改められ、感染症による学級閉鎖や入園・入学式等の行事も取得事由に追加
- 時間外労働の制限
- 残業の制限を請求できる [2]
- 深夜業の制限
- 深夜勤務の免除を請求できる [2]
- 産後パパ育休
- 出生後8週間以内に4週間まで [2]
対象
- 育児休業
- 男女ともに
- 育児短時間勤務
- 3歳未満の子がいる親
- 子の看護等休暇
- 小学校3年生修了までの子がいる親
- 時間外労働の制限
- 小学校就学前の子がいる親
- 深夜業の制限
- 小学校就学前の子がいる親
- 産後パパ育休
- 父親
| 知っておきたいポイント |
|---|
| 看護休暇は時間単位で取得可能 [2] |
| 育児短時間勤務は子が3歳になるまで [2] |
| これらの制度の利用を理由に不利益な扱いは禁止 [2] |
| パートタイム・契約社員でも利用可能(条件あり) |
ポイント
- 子の看護等休暇は小学校3年生修了まで年5日(2025年4月改正で対象年齢拡大)[2]
- 時間単位で取得できるため、受診に便利
- 制度利用による不利益な扱いは法律で禁止 [2]
Q4.「育休からの復帰に向けての準備は?」
——育休からの職場復帰が不安です
計画的な準備で復帰をスムーズにしましょう [3]。
| 復帰の準備 | 時期の目安 |
|---|---|
| 保育園の申し込み | 入園の6か月前〜 |
| 慣らし保育の確認 | 復帰の1〜2か月前 |
| 生活リズムの調整 | 復帰の1か月前〜 |
| 職場との面談 | 復帰の1〜2か月前 |
| バックアップ体制の整備 | 復帰前に完了 |
| 復帰後の心構え |
|---|
| 最初の半年は病気ラッシュを覚悟する [3] |
| 完璧を求めすぎない |
| パートナーとの家事・育児分担を事前に話し合う |
| 周囲のサポートを積極的に使う |
| 自分の体調管理も大切にする |
ポイント
- 保育園入園後は風邪ラッシュを覚悟する [3]
- バックアップ体制は復帰前に整える
- 完璧を求めすぎないことが長期的な両立の鍵
Q5.「港区独自の両立支援はありますか?」
——港区ならではの支援制度はありますか?
港区は働く保護者への支援が充実しています [1]。
| 港区の支援 | 内容 |
|---|---|
| 延長保育 | 最大22時まで対応の園もある [1] |
| 休日保育 | 日曜・祝日の保育 [1] |
| 夜間保育 | 夜間の就労に対応 [1] |
| 学童クラブ | 小学生の放課後の居場所 [1] |
| 放課GO→ | 港区独自の放課後支援 [1] |
| ベビーシッター利用支援 | 費用の一部を助成 [1] |
| 港区の子育て情報を得る方法 |
|---|
| 港区公式ウェブサイト |
| 港区子育て応援アプリ |
| 各総合支所の子ども家庭支援センター |
| 保育コンシェルジュ(保育の相談窓口) |
ポイント
- 港区は延長保育、休日保育、夜間保育も充実 [1]
- 保育コンシェルジュに保育の相談ができる
- 子育て応援アプリで最新情報をチェック
今号のまとめ
- 港区は多様な保育サービスで働く親をサポート
- 病児保育、ファミリー・サポート、ベビーシッターの事前登録を
- 子の看護休暇など法的制度を活用する
- 復帰後の風邪ラッシュを覚悟し、バックアップ体制を整える
- 完璧を求めすぎないことが両立の鍵
あわせて読みたい
- Vol.031「保育園入園後の風邪ラッシュ」
- Vol.293「港区の病児保育」
- Vol.292「港区の子育て支援施設」
- Vol.289「港区の小児医療費助成」
ご質問・ご感想
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