内股歩き(内旋歩行)は、歩く時につま先が内側を向く状態で、幼児期に非常に多く見られます。ほとんどが成長とともに自然に改善しますが、心配される保護者の方が多い症状です。今回は、子どもの内股歩きについてお伝えします。
内股歩きの原因は?#
| 原因 | 好発年齢 | 特徴 |
|---|---|---|
| 中足骨内転 | 0-1歳 | 足の前半分が内側にカーブ |
| 脛骨内捻 | 1-3歳 | すねの骨が内側にねじれている |
| 大腿骨前捻 | 3-8歳 | 太ももの骨が内側にねじれている |
どの原因でも、ほとんどが成長とともに自然に改善します。
ポイント
- 3つの原因があり年齢で異なる
- ほとんどが自然に改善
- 矯正靴やインソールは不要
転びやすいのは内股のせいですか?#
| 転びやすさ | 詳細 |
|---|---|
| 幼児期 | 内股で足が絡まって転ぶことがある |
| 改善時期 | 歩行の安定とともに減少 |
| 運動発達 | 内股歩きがあっても正常に発達 |
転びやすさは歩行の経験が増えるとともに改善します。特別な治療は必要ありません。
ポイント
- 内股で足が絡まり転ぶことがある
- 歩行の安定とともに改善
- 特別な治療は不要
矯正靴は効果がありますか?#
| 治療法 | 効果 |
|---|---|
| 矯正靴 | 効果なし |
| 特殊なインソール | 効果なし |
| 夜間装具 | 効果なし。むしろ不快 |
| 経過観察 | 自然改善が最善 |
内股歩きに対する矯正具は不必要で、子どもに苦痛を与えるだけです。自然に改善するのを待ちましょう。
ポイント
- 矯正靴・装具は効果なし
- 自然改善が最善の方法
- 不必要な治療を避ける
W座りは良くないですか?#
| W座りについて | 詳細 |
|---|---|
| なぜするか | 大腿骨が内旋しているため楽な姿勢 |
| 害があるか | 通常は問題ない |
| 無理に止めるべきか | 強制的に止める必要はない |
| 他の座り方も促す | あぐら、正座、長座なども |
W座りを無理に止めさせるより、他の座り方もできるようにバリエーションを増やす方が大切です。
ポイント
- W座りは通常問題ない
- 強制的に止める必要はない
- 様々な座り方を促す
受診が必要な場合は?#
| 受診すべきサイン | 詳細 |
|---|---|
| 8歳以降も改善しない | 自然改善の時期を過ぎている |
| 片側だけの内股 | 左右非対称は要注意 |
| 痛みがある | 関節の異常の可能性 |
| 日常生活に支障 | 走れない、スポーツに影響 |
| 悪化している | 改善傾向がなく進行 |
ポイント
- 8歳過ぎても改善しなければ受診
- 片側だけ・痛みがある場合は要注意
- 日常生活に支障がある場合も受診
今号のまとめ#
- 内股歩きはほとんどが自然に改善する
- 矯正靴や装具は効果がない
- W座りは通常問題ない
- 8歳以降も改善しない場合は受診
- 片側だけ、痛みを伴う場合は要注意