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子どもの骨折は成人とは異なる特徴があります。骨が柔らかいため若木骨折やバックル骨折など小児特有の骨折パターンがあり、また成長板(骨端線)の損傷には特別な注意が必要です。今回は、子どもの骨折についてお伝えします。
子どもの骨折の特徴は?#
| 小児の骨折の特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 若木骨折 | 骨が折れずに曲がる。若い枝が曲がるイメージ |
| バックル骨折 | 骨の表面がたわむ |
| 成長板骨折 | 成長板を含む骨折。成長障害のリスク |
| 治癒が早い | 子どもは大人より早く治る |
| 自家矯正能 | 軽度の変形は成長とともに矯正される |
小児の骨折の特徴詳細
若木骨折
骨が折れずに曲がる。若い枝が曲がるイメージ
バックル骨折
骨の表面がたわむ
成長板骨折
成長板を含む骨折。成長障害のリスク
治癒が早い
子どもは大人より早く治る
自家矯正能
軽度の変形は成長とともに矯正される
骨折を疑うサインは?#
| サイン | 詳細 |
|---|---|
| 痛みで動かさない | 腕や脚を使わない |
| 腫れ | 受傷部位が腫れる |
| 変形 | 明らかに形が違う |
| 圧痛 | 触ると痛がる |
| 内出血 | あざができる |
サイン詳細
痛みで動かさない
腕や脚を使わない
腫れ
受傷部位が腫れる
変形
明らかに形が違う
圧痛
触ると痛がる
内出血
あざができる
受診すべき場合
- 痛みで動かさない
- 腫れが強い
- 変形がある
- 荷重できない(歩けない)
治療はどうしますか?#
| 骨折の種類 | 治療 |
|---|---|
| バックル骨折 | 取り外し可能なスプリント(2-3週間) |
| 若木骨折 | ギプス固定(3-4週間) |
| 完全骨折 | ギプス固定(4-6週間)、ずれが大きければ整復 |
| 成長板骨折 | 正確な整復が必要。経過観察が重要 |
骨折の種類治療
バックル骨折
取り外し可能なスプリント(2-3週間)
若木骨折
ギプス固定(3-4週間)
完全骨折
ギプス固定(4-6週間)、ずれが大きければ整復
成長板骨折
正確な整復が必要。経過観察が重要
子どもの骨折は治癒が早いのが特徴です。大人の半分程度の期間で治ることが多いです。
成長板の骨折は心配ですか?#
| Salter-Harris分類 | 成長障害のリスク |
|---|---|
| Type I | 低い |
| Type II | 低い(最も多い) |
| Type III | やや高い |
| Type IV | 高い |
| Type V | 高い(圧迫損傷) |
Salter-Harris分類成長障害のリスク
Type I
低い
Type II
低い(最も多い)
Type III
やや高い
Type IV
高い
Type V
高い(圧迫損傷)
成長板骨折の後は、6-12か月間の定期的な経過観察が必要です。
受傷時の応急処置は?#
| RICE処置 | 内容 |
|---|---|
| R(Rest) | 安静。動かさない |
| I(Ice) | 冷却。タオルで包んだ氷で冷やす |
| C(Compression) | 圧迫。包帯で軽く固定 |
| E(Elevation) | 挙上。心臓より高く |
RICE処置内容
R(Rest)
安静。動かさない
I(Ice)
冷却。タオルで包んだ氷で冷やす
C(Compression)
圧迫。包帯で軽く固定
E(Elevation)
挙上。心臓より高く
注意点
- 無理に動かさない
- 変形があれば無理に戻さない
- 氷を直接当てない(凍傷予防)
- 全身状態が悪ければ119番
今号のまとめ#
- 子どもの骨折は成人と異なるパターンがある
- 痛みで動かさない・腫れ・変形が骨折のサイン
- 治癒が早いのが子どもの特徴
- 成長板骨折は経過観察が必要
- RICE処置を応急処置として覚える